薪ストーブが家にあると、一気に家の雰囲気がおしゃれになりますよね。
また、憧れている方も多いのではないでしょうか。
決して安くないものなので、選ぶ際に失敗してしまうと金額的にも精神的にもダメージがくるでしょう。
ここでは、買ってはいけない薪ストーブの特徴や失敗しない薪ストーブの選び方について紹介します。
薪ストーブに興味がある方や薪ストーブを買おうか迷っている方は、ぜひ選ぶ時の参考にしてください。
買ってはいけない薪ストーブの特徴
サイズが合わないもの
薪ストーブのサイズは、どのくらい部屋を暖めるかに関わってくるので重要です。
サイズを見誤ると、部屋を十分に温めることができず石油ストーブや石油ファンヒーターなどを使わなければなりません。
薪ストーブはサイズが大きければ大きいほど火力が強くなります。
また、アウトドアで使いたい人には持ち運びやすい小型サイズがおすすめです。
メンテナンスが大変なもの
薪ストーブは煤が溜まるため、毎年煙突掃除をする必要があります。
薪ストーブにはいくつか修理があり、それによってメンテナンスの楽さが異なります。
掃除が大変な薪ストーブを買ってしまうと、掃除の大変さから買ったことを後悔する可能性が高いでしょう。
メンテナンスの比較的簡単なものを買うことをおすすめします。
暖房のタイプが合っていないもの
薪ストーブには3つの暖房方式があり、それぞれ開放式、対流式、幅射式と呼ばれています。
開放式は見た目がおしゃれでインテリア向きで、対流式は暖められる範囲は広い分時間がかかります。
また、幅射式は短い時間で暖めることができますが、暖められる範囲は狭いという特徴を持っています。
目的に合う薪ストーブを選ぶことをおすすめします。
買ってはいけない薪ストーブのメーカーは?
ホンマ製作所のは買っても大丈夫?
ホンマ製作所の薪ストーブは、表面に傷がつきやすく焦げやすいと言われています。
しかし、煙が出にくく持ち運びも簡単なので初めて薪ストーブを使う人には向いているメーカーです。
また、価格も安く炎の燃え上がり方も美しいので、冬のキャンプで使うのにおすすめです。
外だけでなくテントの中でも使えるので非常に便利です。
METOS Dovre(ドブレ)のは買っても大丈夫?
ドブレは、飾りがないシンプルなフロントウィンドウの薪ストーブで有名なメーカーです。
燃えきらなかった煤を再度燃焼する技術が使われており、不純物の少ない排気ガスを放ちます。
表面に飾りがないため、燃える炎を最大限に楽しめますし家の雰囲気に馴染むでしょう。
ドブレの薪ストーブは広い天板がついているため料理に向いています。
ダッチウエストジャパンのは買っても大丈夫?
ダッチウエストジャパンの薪ストーブには、最新の技術と伝統的なデザインが採用されています。
具体的には、省エネルギーモデル、力強い炎が出る伝統的なモデル、先進技術が使われているアメリカ伝統スタイルのモデルが販売されています。
早く暖まる薪ストーブやカフェのようなおしゃれな雰囲気の薪ストーブを探している方におすすめのメーカーです。
後悔しない薪ストーブの選び方
デザインで選ぶ
薪ストーブのデザインは、伝統的なクラシックタイプとシンプルなモダンタイプの2つです。
昔ながらの薪ストーブでお部屋のインテリアになりそうなものが欲しい方には、横型で重厚感のあるクラシックタイプがおすすめです。
一方、薪ストーブを置くスペースがなく現代風の部屋に合わせたい方には、縦型のモダンタイプがおすすめです。
北欧家具の多い部屋に合うでしょう。
好きな見た目の方が長く愛用できるので、ピンとくるデザインがあればその中で求める機能がついているものを探すのがおすすめです。
暖房方式で選ぶ
薪ストーブによく使われている暖房方式は、本体を温め蓄えた熱で空間を温める輻射式と暖められた空気が対流を起こし部屋に広がっていく対流式です。
薪ストーブで料理をしたい方には、天板が高温になる輻射式がおすすめです。
ただし、輻射式は表面が高温になるため、火傷に注意する必要があります。
小さなお子さんやペットがいる家庭では、火傷しないように柵を設けることが重要です。
火傷のリスクが少なく壁にも近づけられる薪ストーブが欲しい方は、対流式を選ぶとよいでしょう。
広い部屋を温めることに適している、輻射対流式という暖房方式の薪ストーブも販売されています。
目的に合わせてどの暖房方式のものを使うか選ぶとよいでしょう。
ライフスタイルで選ぶ
どのくらいの時間を家で過ごすかで、選ぶ薪ストーブは異なります。
日中は仕事で家に誰もいないのであれば、自動操縦機能が付いているものや着火した後の燃焼コントロールを自動で行うものなどがおすすめです。
また、重い薪を運ぶのが大変な女性や高齢者には、燃焼室の小さな薪ストーブがおすすめです。
一方、家にいる時間が長く洗濯や料理に薪ストーブを活用したい方は、高温で温まり熱が広範囲に広がる薪ストーブを使うのがおすすめです。
料理好きの方はより一層料理が楽しくなるでしょう。
薪ストーブの価格帯・相場
薪ストーブの価格は、大きさや最大出力などによって大きく異なります。
小型のものであれば3万円前後で購入できますが、大型のものであれば40万円~80万円前後かかります。
薪ストーブを使う際には、薪ストーブ本体以外に煙突の設置工事にかかる費用についても考えておく必要があります。
本体や煙突の設置工事にかかる金額の相場は70万円前後であるため、合計で90万円~130万円程度はかかると思ってください。
薪ストーブを長く使うためにはメンテナンスも重要です。
清掃にかかる金額は、本体だけで2万円前後、フルメンテナンスであれば5万円前後です。
薪ストーブを使うメリット
おしゃれなインテリアになる
薪ストーブが部屋にあると、それだけで一気に部屋がおしゃれになります。
特に伝統的なレトロな薪ストーブはデザイン性に優れているものが多く販売されています。
モダンな薪ストーブも、お部屋のアクセントになってくれるでしょう。
お部屋に何かおしゃれアイテムを追加したい方に薪ストーブはおすすめです。
料理に活用できる
薪ストーブは、部屋を暖めてくれるだけなく、料理にも活用できるアイテムです。
煮込み料理やピザなどのごはんも作れますし、バームクーヘンやラスクなどのお菓子作りも可能です。
薪ストーブでじっくり煮込むことで、とろけるようなお肉を食べられます。
料理している様子を家族みんなで見られるのも薪ストーブのメリットです。
ゆれる炎でリラックスできる
ゆらゆらとゆれる炎にはリラックス効果があると言われています。
薪ストーブのゆれる炎を見ることで、気持ちが落ち着きゆったりとした時間を過ごせるでしょう。
ぼんやりと燃える炎を見るのもいいですし、読書や動画鑑賞するのもおすすめです。
他の暖房器具ではなかなか味わえない、ゆれる炎と薪が燃える音を楽しめます。
光熱費を抑えられる
薪ストーブは、石油ストーブやヒーターと異なり、電気やガスを使わず薪で部屋を暖めます。
空間全体に暖かさが広がるので、各部屋でヒーターをつける必要がありません。
災害時に停電で電気が使用できないことがありますが、薪ストーブなら停電した時も使えます。
薪ストーブを使うデメリット
初期費用が高い
薪ストーブを使う際にかかる費用は、薪ストーブ本体や煙突の購入費用と設置費用です。
本体だけなら数万円で購入できますが、家で薪ストーブを使うためには100万円前後の出費が必要です。
また、薪を購入する場合は1束1,000円前後かかり、1ヶ月分であれば約2万円かかります。
安く部屋を暖める暖房器具を手に入れたい方には、残念ながら薪ストーブは向いていないでしょう。
暖まるまでに時間がかかる
薪ストーブは、薪をくべてから部屋全体が暖まるまでに時間がかかります。
寒い時や料理をしたい時は素早く暖めたいと思う人が多いでしょう。
服を多く着込んだり余裕のある時に料理をしたりするなどの工夫が必要です。
薪をくべてすぐには暖まりませんが、その分暖まった後の暖房効率には優れています。
メンテナンスが大変
薪ストーブを使うには煙突が必要ですが、煙突は煤やほこりが溜まりやすくなっています。
掃除を最低でも1年に1回はしなければならず、自分でできない場合は業者に依頼するため費用もかかります。
汚れがつきにくい薪ストーブも販売されているので、掃除の手間をかけたくない場合は検討してみるとよいでしょう。
買ってよかった薪ストーブ3選
【バーモントキャスティングス】ASPEN
デザインも非常におしゃれになっており、最新式クリーンバーン技術を採用しており、ススがガラスに付きにくい空気洗浄システムもあり、管理がかなりラク!
耐火レンガ構造となっていて炉室内交換が非常に簡単に済みます。
もちろんクックトップになっていて実用性と暖かさも最高です。
【ホンマ製作所】バルカン AD-2800
大きなガラス窓でゆったりと火を楽しめるのがうれしいポイント。
また、気密性に優れるため厳密なエアーコントロールが可能というのもさすがホンマ製作所製といったところ。
鋼板製なので暖まりも非常に早いというのもおすすめのポイントです。
【ホンマ製作所】鋳物薪ストーブ EV-515TX
鋳物で作られており、小さいボディサイズながら良く燃えて暖かくなります。
もちろん、クックトップでお湯を沸かしたりできるため実用的というのものポイント。
また、鋳物でしっかりした作りなのに4万円代と非常にコスパもいい薪ストーブになっています。
薪ストーブを買う時のよくある質問
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鉄について詳しくないと作れない薪ストーブもありますが、燃焼室の小さな薪ストーブであれば自分で作ることも可能です。
ペール缶を2段に重ねることで作ることができ、他に断熱材や接続部分などが必要です。
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薪ストーブは、寒い冬のアウトドアシーンに大活躍してくれます。
最近アニメや流行病の影響でキャンプの人気が高まっています。
冬キャンプで暖を取ったりお湯を暖めたりする際に役立ちます。
テントの中で使用できるものもあるので、色々探してしてみてください。
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薪ストーブを長く愛用するためには、毎年のメンテナンスが重要です。
中に溜まった灰は捨て、ガスケットに付着したセメントははがしましょう。
鉄でできている薪ストーブはサビが発生しているかどうかも確認しましょう。
また、煙突に溜まった煤は専用の道具で落としてください。
薪ストーブは自作出来るもの?
薪ストーブはアウトドアシーンでも使える?
薪ストーブのメンテナンス方法は?
まとめ
薪ストーブは家で暖房器具や調理器具などとしても使えますし、キャンプでもお湯を沸かす道具として役立ちます。
サイズが合わない薪ストーブやメンテナンスが大変な薪ストーブなどは買わない方が良いでしょう。
長く愛用するためにも、毎年灰や煤などを落とすメンテナンスを欠かさず行なってください。