「N-BOXは買ってはいけないって見かけたけど本当?」
「N–BOXを買って後悔したくない」
ホンダのN-BOXは、軽自動車の売上台数ランキングでも常にトップクラスに上る人気車種です。
そのデザインや装備、広さなどの点で他の車種とどう違うのかを知ることで、その人気の秘密が分かります。
一方で、N-BOXは買ってはいけないという声もあります。
さまざまなメリットやデメリットを比較してみて、果たして買って得する車なのかをチェックしてみましょう。
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軽自動車のN-BOXを買ってはいけない理由はあるの?
N-BOXは運転がしづらい?
N-BOXの運転特性の一つに、ステアリングの軽さを挙げることができます。
女性でも軽い力でハンドルを回せるという良さがあるのですが、安定性を欠く理由となってしまいます。
車高が高いため高速走行時に横風を受けると、その軽さと相まってふらついてしまうことがあって不安になりますし、ドライバーが疲れやすくなります。
新車だと価格が高い?
N-BOXはいくつものグレードがあり、それぞれに価格が異なりますが、高いグレードだと200万円オーバーとなります。
軽自動車は経済性の良さが特徴となっていますので、新車購入価格が高いのはコスパが悪いと感じる人もいます。
もっとも、最近の軽自動車は全体的に高額ですし、グレードによってお得な価格設定のものもあります。
シート操作がしづらい?
N-BOXのシートについての不満点が挙がるパターンで多いのは、リアシートの操作性についてです。
N-BOXのリアシートは前後にスライドできるのですが、その際にはストラップを引く必要があります。
レバー式よりも力が入りづらいので不便という声もあります。
ただ、慣れてしまえば問題ありませんし、シートアレンジはしやすく便利です。
後悔しないN-BOXの選び方
ターボは必要?重視するポイントをあらかじめ考えておく
N-BOXの良いところはいくつものグレードが用意されていて、それぞれに明確な特性の違いがあるということです。
たとえばGグレードだと車両価格が安く設定されていますし、ターボがないので燃費も良いです。
そのため、経済性を重視したい方にはぴったりです。
また、乗降機能が充実しているEXグレードは、子どもや高齢者がいて乗り降りを簡単にしたい方に向いています。
装備やデザイン、走行性など充実の車を求めているのであればカスタムLタイプを選ぶことができます。
こうした違いをよく理解しつつ、N-BOXに求めるポイントを考えて選ぶと後悔しません。
2WDにするか4WDにするか?燃費はどう?
N-BOXは2WDと4WDのどちらの駆動系も用意されています。
東北や北海道を始めとする雪道での走行が多くなる地域であるなら、4WDの方が安全に走行できるのでおすすめです。
一方で、雪道走行がない場所であれば2WDで十分ですし、燃費も向上します。
他にも、アウトドアでの利用が多い家庭や安定性のある走行を求める方であれば、4WDの方が良いでしょう。
通常の走行では効率の良いプラットフォームを採用しているN-BOXは、それほど2WDと4WDの差を感じることなく走れます。
そのため、どんなシーンでの走行をすることが多くなるのか、積雪地域に住んでいるのかという点を考えて選びましょう。
ノンターボにするかターボにするか
グレードによってターボ車かノンターボ車かの違いが出てきます。
この違いは走りのパワーにはっきりと出てきて、明確にターボ車の方が力強い走りができます。といっても、ノンターボでは不十分ということではありません。
ホンダのエンジンは軽自動車でも優れていて、市街地走行はもちろんのこと、高速道路でもノンターボでしっかりと走れます。
ただ、山間の道などのアップダウンがあるところや、荷物や同乗者が多い走行ではノンターボのメリットがあった方が良いです。
また、快適な走行性能を求めたいという方もターボ車がおすすめです。
N-BOXが安い理由は?
前述のように、N-BOXのトップグレードだと200万円オーバーとなります。
しかし、ローグレードだと140万円台となっています。
お買い得感のある価格設定で、こうした安い価格設定もN-BOXに人気が集まる理由となっています。
こうしたグレードはパワースライドなどの装備をカットすると共に、ノンターボにしたり2WD仕様にしたりとコストがかかる部分を減らしているので安くできるのです。
また、強い量産体制を作り上げていますので、効率よく生産できコスパよく売れるというのもポイントです。
N-BOXを買うメリット
軽自動車とは思えない高い安全性能
N-BOXにはホンダが誇る「Honda Sensing」という安全運転支援システムが装備されています。軽自動車としては最高クラスの安全性能を持つもので、センサーとカメラを搭載して事故を防止します。
具体的には自動ブレーキや障害物検知時のアラームなどなどがあって、あらゆる角度の事故防止ができるのが特徴です。
普通自動車並みの高度なセーフティー機能が付いているので、今まで安全性への心配から軽自動車を敬遠していたという方にも大きなメリットとなります。
家族を守るためのこうした装備にも注目して選びましょう。
見やすい運転席からの視界
この車は車高が高いので、上から道路や周りの状況を見下ろせる形になります。また、フロントガラスの形状を工夫して広い角度を見渡せます。
さらに、再度ビューサポートミラーというミラーを左側に装備していて、左側のタイヤ付近を簡単に視認できるようにしています。
他にも、後方視覚支援ミラーも設けていて、バンタイプの見にくい形状であるN- BOXのデメリットを解消しています。
こうした視界の広さは渋滞する市街地や夜間における走行で、ドライバーに安心感を与えるものです。
ボディーが大きく見えるので運転が心配という方も、実際に運転席に乗ってみると見渡せる範囲が広いので安心して運転できます。
また、バックカメラとの併用で駐車をする時にも安心です。
N-BOXを買うデメリット
低いグレードだと装備に不満が残る可能性
Gグレードなどの経済性重視のグレードは、気軽に買えるので人気があります。
しかし、装備はやはり限定的なものとなってしまいます。
たとえば、パワースライドドアが付いていませんので、多少重みを感じるドアを手動で開閉しないといけません。
子どもや高齢者だと難しいこともあるでしょう。
他にも、USB充電ポートなどの装備を追加できないというのもデメリットです。
ベースのモデルを見て足りない装備があったらオプションで頼めば良いと思っても、そもそもN-BOXはグレードによって追加装備できないものがあるのです。
ターボなどは燃費性能に不満が残るモデルも
上位モデルになると非常にデザイン性が高く装備も充実しています。
また、ターボが搭載されますので、軽自動車であってもパワフルでゆとりのある走行性能を味わえます。
しかし、その分燃費がぐっと悪くなってしまうのがデメリットです。
たくさんの装備が入る分重量が増しますし、ターボエンジンゆえの効率の悪さが目立ってしまうのです。
経済性の面でメリットがある軽自動車なのに、普通自動車と同じか、それ以下の燃費となってしまうともったいないと感じることがあるでしょう。
このように、充実した装備と燃費性能をバランスよく選ぶのが難しいところがあるのです。
N-BOXを買う時のよくある質問
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N BOXは非常に流通量が多いので、中古車もたくさん出ています。グレードや走行距離、ボディーカラーや状態の異なる車を見つけやすいです。そのため、事故車を除くと30万円前後から中古車が出ています。まだ新しくてカスタムモデルなどの人気車種だと、160万円以上で販売されているものもあります。
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新車でも中古車でも、いわゆる定番カラーの人気が安定して高い状況にあります。パールブラックやプラチナホワイトといった色は不動の人気で、リセールバリューも高くなります。その他のボディーカラーでは、ホンダがCMなどでも使っていたイメージカラーでもあるミストブルーが人気です。さわやかで柔らかいイメージを与える色ですので、女性やファミリー層に人気があります。シルバーも比較的人気が高く、どのグレードでも安定した売れ行きを出しています。
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N-BOXとパジェロミニは、同じ軽自動車でもコンセプトや装備などに明確な違いがあります。そのため、まずはどんなポイントを重視して車を選ぶのかという点を考えることが大事です。パジェロミニは、アウトドアを強く意識したコンパクトな車です。一方で、N-BOXはどちらかというと市街地や郊外での通常使用をメインとしています。そのため、アウトドアによく行く方や、山道や雪道の走行が多いという方はパジェロミニも良いでしょう。
一方でN-BOXに比べると、パジェロミニは荷室空間が狭いことや燃費が落ちるといった点もあります。そのため、便利な普段使いを意識するのであれば、N-BOXの方がずっと乗りやすいでしょう。万能な車ということではN-BOXに軍配が上がります。
このように、迷ったらまずは定番カラーを選ぶのが良いでしょう。長く乗っても飽きが来ることもありませんし、後に愛車を売る時にも売りやすい色だからです。
N BOXの中古車の相場は?
N-BOXの人気色は?
パジェロミニの中古車は買ってもいい?
まとめ
ホンダN-BOXは、軽自動車の中で非常に人気の高い車です。
運転の安定性などについて多少の注意点がありますが、全体的にバランスが取れていて不動の人気を保っている理由に納得できます。
幅広いグレード設定がありますので、経済性や乗り心地、装備の充実さなどの好みに合わせて選びやすいのもポイントです。
中古車もたくさん流通していますので、予算や状態、好みの装備やボディーカラーなどをじっくりとチェックして後悔のない車選びをしたいものです。
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