自動車は国内だけでも数多くのメーカーが販売していますが、その中でも三菱自動車は戦後から自動車の開発・製造を始めている歴史のあるメーカーです。
普通自動車・軽自動車問わず多くのシェアを獲得している三菱車ですが、買ってはいけないという声も一部では挙がっています。
その理由を紹介するとともに、今回は三菱車を購入する場合の正しい選び方や注意点を合わせて見ていきましょう。
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三菱車の欠陥やトラブルについて知ろう
リコール隠し
三菱車のトラブルとして世間でも広く認知されているのが、過去に起きたリコール隠し問題です。
これは2000年に起きた問題で、リコールにつながる重要な不具合情報を国土交通省へと届け出ずに社内で隠蔽していたという事実がありました。
当時の社員による内部告発で発覚するまでこの件は明るみになっておらず、その台数は約69万台にまでのぼっていたとされています。
不祥事が繰り返された過去
最初のリコール隠しが発覚したのは2000年ですが、2004年には前回をさらに上回る74万台ものリコール隠しが発覚しました。
これにあわせて大型トレーラーのタイヤが脱落する事故なども発生して、制裁措置を受けている事実もあります。
こうした不祥事が繰り返された過去があるため、今でも三菱車を不安に思う声が一部では挙がっています。
現在は不具合情報を共有するシステムの導入などを行い、品質改善の迅速化や顧客の信頼回復に努めています。
ディーラーの対応への不満
もちろんすべての店舗に当てはまる訳ではないですが、ディーラーの対応が悪いという評判も一部ではあります。
中古車を購入する場合の扱いがひどい、入店時に店員が出迎えてくれず見送りもないなど、不満に感じる方が多いようです。
しかしこれは三菱車に限らず、対応がなっていないディーラーはどのメーカーにも潜んでいる可能性があります。
三菱の中古車を購入する前に確認すべきポイント
タイヤの劣化具合
中古車を購入する場合は、まずタイヤの劣化具合についてよく確認しておきましょう。
市場に出る中古車の多くは、一定期間使用されたタイヤがそのまま装着されている可能性が高いです。
ひび割れや目立った傷がないかなど、よく確認しておきましょう。
こうした劣化はパンクやバーストの原因となり重大な事故にもつながりかねません。
内装が清潔かどうか
内装が清潔かどうかも確認しておきましょう。
店頭に並ぶ中古車は、もちろんある程度綺麗に掃除された状態で売り出されてはいるものの、車内でタバコを吸っていれば内壁が汚れていたり、臭いが少し残ったままになっている状況も考えられます。
清潔な車に乗りたい場合は、こうした内装の状態を隅々まで確認することが大切です。
修復歴の有無
修復歴とは、車のフレーム部分に損傷を受けて、修理や部品交換をおこなった履歴のことをいいます。
修復歴のある車はない車に比べて安く販売されることが多くお得なイメージを持つかもしれませんが、修理されたものであっても安全性や耐久性が懸念されます。
予算によっては購入するのもありですが、修復歴の有無は必ず確認して慎重に検討しましょう。
三菱の中古車はなぜ安い?買っても大丈夫?
年式が古いものは安い傾向にある
これは新車にも当てはまることですが、年式の古い車ほど安くで販売される傾向にあります。
年式の古い車といえども、しっかりと整備された車であれば安全性や耐久性には問題はないため、購入しても大丈夫です。
ただし、前述したような修復歴があることで安くなっている車は故障のリスクも少し高くなっているため注意が必要です。
人気のない車種やカラーであるため
人気のない車種やカラーリングの車は中々売れないため、値段を下げて販売しているケースが多いです。
これはほとんど見た目の問題であるため、性能については他の売れている車と何ら違いはありません。
どんな車でもいいから値段をとにかく安く抑えたいと考える方であれば、安心して購入するとよいでしょう。
カーナビが搭載されていない場合は安い場合がある
これは年式の古い車に当てはまることが多いですが、カーナビが搭載されていない車は販売価格が安くなることがあります。
カーナビはあれば便利な道具ですが、搭載されていなくても運転に慣れていれば支障はないため、カーナビ非搭載の車を購入しても安全性には何ら問題ありません。
購入後にカーナビを搭載したくなったら、後から設置することも可能です。
購入費用を安く抑えたいのであれば、あえてカーナビ非搭載の車を狙うのもよいでしょう。
値段・価格帯の相場
三菱車の相場は、車種によっても大きく変わります。
SUVとして人気のアウトランダーは年代のモデルによっても差はありますが、新車で500~600万円程度、中古では400~500万円あたりが相場になっています。
コンパクトなミニバンで知られるデリカは、シリーズでは平均で500万円前後、中古だと50~300万円が相場になっています。
三菱車を購入する前に知っておきたい注意点
急ぎでなければ決算期を狙って購入
車を購入する場合、特にタイミングが急ぎでないのであれば2~3月頃の決算期を狙うことで安く購入できるためおすすめです。
これは、決算期になると販売店やディーラーは売上目標を達成するために大幅な値下げや割引のキャンペーンを実施することが多いためです。
この決算期が1年の中でも最も安く車を購入できる時期であるため、積極的にこの時期を狙って購入するとよいでしょう。
モデルチェンジ前の車種はおすすめ
新しいモデルが販売される場合は、それ以前の旧モデルの販売を促進するために価格が下げられるケースが多いです。
そのため、最新モデルにこだわりがない場合は、モデルチェンジ前の車種を狙うのもおすすめです。
車種によってはモデルチェンジまでのスパンが長いため、定期的にチェックしておかなければ値下げ時の買い時を逃してしまう場合もあるため気をつけましょう。
中古車の場合は、車検や整備の有無を確認する
中古車は、以前の所有者が通している車検期間がまだ残っている「車検付き」の場合があります。
車検が切れている場合は購入時に車検と通す「車検整備付き」、もしくは「車検切れ」として販売されます。
車検付きの車であれば車検を通すこともなく費用が抑えられますが、期間が短い場合は購入後すぐに車検を通さなければならない手間もかかります。
車両本体の価格だけではなく、車検や整備の有無も確認して、別途費用がどれだけかかるのかも事前に見積もっておきましょう。
三菱車についての評判や口コミ
運転のしやすさは問題なし
普通自動車も軽自動車も、乗る人のことを考えた安定した運転性能を誇っていると評価は高いです。
過去に整備面で問題があった分、こうした品質面の設計や管理は徹底しているという印象がよく分かります。
快適に運転できる車を探しているのであれば、車種も豊富で選ぶ楽しみもある三菱車も候補のひとつに入れておくとよいでしょう。
安全に走れるような機能を追求している
三菱車に搭載される先進安全装備には「e-Assist」という名称が付けられています。
対歩行者・車両用の自動ブレーキをはじめ、ペダル踏み間違いによる加速抑制装置や車線逸脱警報装置、先進ライトなど高水準なシステムが多く搭載されています。
普段使いする車だからこそ、毎日安全かつ快適に運転したいという方には三菱車はおすすめです。
三菱車を買う時のよくある質問
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三菱車は壊れやすいといった声が一部ありますが、基本的に新車・中古車問わずしっかりと整備された状態で販売されているため、正しく利用していればすぐに故障するといったことはありません。
過去には車両不具合のリコール隠しという問題もありましたが、こうした事態の反省もふまえて今は整備やサポートに大きく力を入れています。
安全面においても高い水準を維持しているため、安心して購入できるといえるでしょう。
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これは三菱車に限った話ではなく、年数や走行距離などの問題で安くなっている中古車が多いということです。
あとは修復歴の有無によっても安い中古車は存在します。
安い中古車だからといって、その全てが性能に問題があるという訳ではありません。年数や走行距離の問題だけで値下げされているのであれば、正しく整備されている車はその後も長く走り続けられます。
購入前には内装やタイヤの劣化具合などを自分の目でもしっかりと確認しておくとよいでしょう。
修復歴の有る中古車については、故障のリスクも従来の中古車より高くなっていることがあるため、購入については慎重に検討しましょう。
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三菱車は軽自動車も普通自動車も燃費のよいモデルが多いです。
たとえば三菱車の中でも人気のデリカシリーズは、モデルや荷物の積載量によっても異なりますが、30km/Lを超えるものも存在します。
これは平均的な燃費と比べると高くなっており、ガソリン代の節約に大きく貢献してくれます。
決して燃費が悪いということはないため、燃費を気にしている方は安心して購入へ踏み切るとよいでしょう。
三菱車は壊れやすいって本当?
三菱の中古が安い理由は?
三菱車は燃費が悪いの?
まとめ
車を購入する場合、価格はもちろん、安全性の面も重視して考える方は多いです。
過去にリコール隠しなどのトラブルが起こっている三菱車ですが、こうした事例の反省もふまえて、現在では品質管理や安全面の強化には力を入れています。
普通車も軽自動車も燃費がよく、乗り心地のよいさまざまな車種が販売されているため、車の購入時にはぜひ三菱車も候補に入れておくと良いでしょう。
購入する場合は決算期を狙ったり、モデルチェンジ前の車種を狙うと安く購入できるためおすすめです。