エレキギターの演奏に必須のギターアンプですが、
「ギターのアンプってどうやって選べぶのが正解なの?」
「買ってはいけないアンプがあるって見たんだけど本当?」
というようなお悩みをお持ちの方のための記事となります。
アンプは種類が多い上に、メーカーも海外ブランドが多くて初心者にはとても分かりづらいのが実情です。
中には買ってはいけないアンプも紛れているので、買って後悔しないためにそのアンプ群の特徴や正しい選び方を紹介させていただきます!
分かりやすく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
また、こちらの記事ではエレキギターを紹介しています!買ってはいけないギターの特徴なども紹介しているので、ギターをまだ買っていない人や、これから買い換える人もぜひ参考にしてみてくださいね!
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買ってはいけないギターアンプの特徴
買ってはいけないギターアンプの特徴のは大きく3つあります。
- 初心者からプロまで満足できるとアピールしてくるアンプ
- 中国メーカー製のアンプ
- 純正品でない『おまけ』が付いてくるアンプ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
初心者からプロまで満足できるとアピールしてくるアンプ
数多くの機能を搭載していて、初心者にもプロにもおすすめを謳うアンプの購入は避けましょう。
- 初心者は使いこなせない上に、アンプの扱いよりギターの扱いを磨く方がはるかに大事
- プロは1つのアンプで済ませようとしない(演奏場所や使うエフェクトによって複数のアンプを切り変える)
初心者はシンプルなアンプを、プロは1つのことに特化したアンプを選ぶことを強くおすすめします。
中国メーカー製のアンプ
最近、中国メーカー製のアンプが日本国内に出回り始めています( coolmusic製など)。
中国メーカー製=品質が悪いわけではないのですが(むしろスマホなどは人気がある)、
- バンド文化は白人圏の音楽として栄えてきた
- 中国でも「摩登天空(Modern Sky)」などの会社がライブハウス拡大を目指しているが、日本よりずっと小規模。
つまり、需要が少なく、大量生産=コスパ良しの構図が成り立ちません。現状、中国メーカーのアンプはお買い得ではないため、購入を避けましょう。
純正品でない『おまけ』が付いてくるアンプ
純正でない『おまけ』が付いてくるアンプの購入は避けて下さい。
- アンプはスペックでは表せない音色の微妙な違いがあり、売れないアンプはとことん売れない
- おまけを付けて『お買い得』をアピールして販売に繋げようとするアンプ(お店)がある
アンプと同じメーカー(純正)のおまけが付いてくるなら本当にお買い得な場合もありますが、異なるメーカーのおまけは確実に売れていない(人気がない)証拠です。購入を避けましょう。
以上が買っていけいないアンプの特徴になります。
結局、どのアンプがいいの?という事になると思いますが、逆に買ってよかったアンプはこちら(↓)にまとめています。厳選した炊飯器なので購入の参考にしてみてくだいね。
買ってはいけないアンプのメーカーは?
VOXは大丈夫?
VOX(ウォクス)はビートルズが愛用していたことでも知られている、イギリスに本社を置く大人気メーカーです。
- 音色に温かみと厚みをもたせることが得意
- ひし形状の模様や、前面左上に『VOX』ロゴが特徴的
自宅練習からライブ会場やアリーナでの演奏まで、それぞれに適したアンプを製造販売しています。
初めて買ったアンプがVOXだったという人もきっと多いはず。おすすめです。
フェンダーは大丈夫?
ロック発祥の地とされるアメリカに本社を置く楽器メーカーこそがフェンダーです。
- クリアで伸びのある音作りが非常に得意。
- ギターとセットで使用するアーティスト、ギタリストが多い
フェンダーはロゴ1つとってもカッコ良く、それだけでも演奏時のテンションが上がります。
クリアな音質は上手いも下手もハッキリ出てくるので、初心者で上手くなりたい方に特におすすめです。
ヤマハは大丈夫?
YAMAHAはピアノのイメージが強いですが、50年以上昔からギター製品を作り続けている老舗ブランドです。
- クセのない音作りが得意と思いきや、ドライブを掛けることも得意
- 木が圧倒的に多い日本だからこそ探求できたギターの音がある
最近では『ぼっち・ざ・ろっく』の主人公、後藤ひとりがヤマハのPAC600seriesのギターとTHR5のアンプを愛用するなど話題になっています。
かつての『けいおん』もそうですが、アニメがきっかけでギターを始める方も多くいると思いますので、YAMAHAは取っ付きやすいメーカーと言えるかもしれません(後藤ひとりの愛用シーンを見返したい人はこちらの配信サイトで30日間無料で見ることができます)。
安いアンプは買ってもいい?失敗しないアンプの選び方
練習でも本番でも、アンプには出す音量ごとに適切なモデルが存在します。
自宅練習(無音)の場合
自宅で、無音(ヘッドフォン)で練習する際に便利なのがヘッドホンギターアンプです。
ヘッドホンギターアンプのメリット
- コンパクト
- 安価
- 高音質
- 配線ケーブルがなく、動き回りながら練習できる
ヘッドホンギターアンプのデメリット
- ヘッドホンなしには音が出ない
- 電池が必要(主に単4×2本)
本番はライブハウスやバンド仲間から貸りるのであれば、音の出せない自宅練習に便利です。コンパクトで電池駆動なので、移動中の車内で練習できる点も◎。
多くのモデルが電池を10時間前後で使い切るので、充電式の電池を用意しておくと経済的です。
自宅練習(小音)の場合
自宅で少しだけ音を出して練習する際は、10~20W程度の出力があるアンプがおすすめです。
10~20Wのギターアンプのメリット
- 比較的小型の機種が多い
- 安価
- 小さな音量こそ得意で、弱く弾いてもしっかり音色を奏でられる
- ヘッドホンも使える
10~20Wのギターアンプのデメリット
- 低音(迫力)は出しにくい
- 大きな音を出すと音割れのリスク
20Wあれば音量自体は出せますがノイズが乗りやすく、30W以上のギターアンプやベースアンプ使用者と一緒に演奏すると音が崩れてしまいがち。アンプは1つで全てのシーンで使いまわす物ではないので、あくまでも練習用として使用しましょう。
スタジオ練習 / ライブハウスで演奏する場合
スタジオを借りて練習したりライブハウスで演奏する際には、30~50Wのアンプがおすすめです。
30~50Wのギターアンプのメリット
- 出力に余裕があり、大きな音を出してもノイズが乗りにくい
- 大きな音量こそ得意で、迫力を出しながら繊細な音色変化が可能
30~50Wのギターアンプのデメリット
- 本体が少し大きくて重い
- 比較的高価
- 小さな音量では音が痩せてしまう
本番を想定した出力を備えており、自宅でも防音室があったり一軒家でガレージがあったりするなら練習用として使用することもできます。
大型ホール / 屋外で演奏する場合
観客が千人を超える規模のライブでは、100W以上の出力があるアンプがおすすめです。
100W以上のギターアンプのメリット
- 単に音を遠くまで届けられるだけでなく、低音(迫力)が大幅に増す
- セパレートタイプが増え、プリアンプとパワーアンプの組み合わせ次第で音色の幅も広がる
100W以上のギターアンプのデメリット
- 本体が大きくてかなり重い
- 高価
- 小さな音量は全く持って不得意
アンプは出力によって得意なシーンが異なります。
もしも初心者が自宅練習用として1つだけ購入するのであれば、10~20Wのアンプが万能でおすすめと言えるかもしれません。
アンプの価格帯・相場
- 自宅練習用→1万円前後のモデルが人気
- スタジオ練習/ライブハウス演奏用→2~6万円のモデルが売れ筋
- レコーディング/屋外での使用を想定→7~10万円以上
民生用でも高いものは20万円以上のアンプもありますが、多くの方が数万円のモデルを購入しています。
アンプを買うならこれ!おすすめ10選
【VOX】AC30(ヘッドホンギターアンプ)
おすすめポイント!
- ギターに挿せば、ヘッドホンで本格サウンドが楽しめる!
- 9種類のエフェクト機能内蔵で飽きずに練習可能!
- 自宅でも屋外でも使用できる電池式!
すでに据え置き型のアンプを持っている方でも、これ1つ持っておくと練習の幅が広がる便利アイテムです。
【パナソニック】充電式エボルタ 充電器&単4×4本セット(単3×2本の純正おまけ付)
なお、充電式の電池があるとより便利になります。
寸法・幅 | 8.6cm |
奥行 | 8.0cm |
高さ | 3.1cm |
重量 | 0.04kg(電池別) |
【VOX】V9106(10Wギターアンプ)
おすすめポイント!
- シンプルで初心者にも使いやすい!
- ヘッドホンの練習も可能!
- 音色のクリーン/ドライブ切り替えも!
VOX特有の温かみと厚みのある音色もクリーンな音色もこれ1つで表現!
高音域/低音域の強弱もつまみを回すだけでつけられるので、初めてのアンプでも簡単に操作できるモデルとなっています。
寸法・幅 | 38.0cm |
奥行 | 17.0cm |
高さ | 26.0cm |
重量 | 4.8kg |
【Fender(フェンダー)】Frontman 10G(10Wギターアンプ)
おすすめポイント!
- シンプル操作に加えて、好きな音楽を流しながら演奏できる『AUX IN』端子を搭載!
- ヘッドホン端子も搭載!
オーバードライブも搭載しているので、フェンダーが得意とするクリアな音色だけでなく厚みを増した演奏も可能です。
目標とするアーティストがフェンダー好きなら、真っ先におすすめしたいモデルです。
寸法・幅 | 14.6cm |
奥行 | 27.9cm |
高さ | 26.0cm |
重量 | 3.8kg |
【Blackstar】FLY3(3Wアンプ/電池使用可)
おすすめポイント!
- 小さな音量での自宅練習用に
- 単3電池×6本でも使用でき、屋外での練習や路上ライブにも!
普段はコンセントから電源を取り、屋外では電池で使用できる利便性の良さで人気があります。
Blackstarは有名な音楽家の多いイギリスの老舗ブランドで国内でも人気が高いです。
寸法・幅 | 14.2cm |
奥行 | 19.3cm |
高さ | 10.9cm |
重量 | 0.9kg |
【エネループ】大容量2500mAhで長時間の演奏に!
【ヤマハ】THR5(ぼっち・ざ・ろっく!後藤ひとり愛用シリーズ)
おすすめポイント!
- 10Wの出力ながら明瞭さの限りを尽くした音色!
- PCとUSB接続して録音できる!
- コンセントでも電池(単3)でも!
- おしゃれでかわいい!
PC(USB)やスマートフォン(AUX IN)と繋いで音楽を流しながらの演奏にも対応しています。
アンプタイプもエフェクトも複数搭載されているので、自宅練習には最適なモデルと言えるかもしれません。
寸法・幅 | 27.1cm |
奥行 | 16.7cm |
高さ | 12.0cm |
重量 | 2.0kg |
【Marshall(マーシャル)】CODE25(25Wギターアンプ)
おすすめポイント!
- スタジオやライブハウスでの演奏に最適な25W出力!
- ライブパフォーマンスを高める20種類以上のエフェクト内蔵!
- 演奏中の切り替えに便利なフットコントローラーにも対応!(別売)
イギリス発祥の人気メーカーマーシャル。
ライブ本番を見据えた作りとなっています。PCやスマホとの有線接続もOK。
寸法・幅 | 34.0cm |
奥行 | 35.0cm |
高さ | 21.5cm |
重量 | 6.1kg |
【VOX】Valvetronix(40Wギターアンプ)
おすすめポイント!
- ライブで抜群のパフォーマンスを発揮できるコンパクトモデル!
- 真空管の増幅回路を搭載で、どんな音色の変化にも瞬時に対応!
- 多数のエフェクト、別売フットスイッチにも対応!
10インチスピーカー搭載で、会場の隅まで迫力ある音を届けることができる人気モデル。
ディレイやリバーヴなどの人気エフェクトを搭載している非常におすすめのモデルとなっています。
寸法・幅 | 47.0cm |
奥行 | 24.4cm |
高さ | 55.9cm |
重量 | 9.5kg |
【フェンダー】Champion(40Wギターアンプ)
おすすめポイント!
- 40W/12インチスピーカーの大迫力サウンド!
- 背面をわざと剥き出し構造にすることで、音抜けが良く高域も◎!
- ロックだけでなくジャズからクラシックまで幅広いアンプタイプを内蔵!
機能が増えても操作はシンプルなので、初心者でも使いやすい点が特徴です。
ヘッドホンを使用した自宅練習でもライブ本番でも活躍する人気モデルとなっています。
寸法・幅 | 66.0cm |
奥行 | 26.0cm |
高さ | 48.5cm |
重量 | 18kg |
【フェンダー】Tonemaster Twin Reverb(1~85Wまでの多段階式ギターアンプ)
おすすめポイント!
- 1W/5W/12W/22W/40W/85Wで出力変更!
- 自宅練習でもライブハウスでも屋外でも大活躍!
出力の変更ができると小さな音でも大きな音でも最適な音色を出すことができるので、あらゆるシーンで活躍する万能のアンプです。
価格も10万円を超えますが、きっとそれだけの価値があります。
寸法・幅 | 66.4cm |
奥行 | 26.3cm |
高さ | 51.4cm |
重量 | 15kg |
【ヤマハ】THR10Ⅱ(Bluetooth内蔵ギターアンプ)
おすすめポイント!
- Bluetooth内蔵!スマホとワイヤレスで楽曲再生しながら演奏できる!
- 20W出力で、自宅練習でもスタジオ練習でも活躍!
『ぼっち・ざ・ろっく!』後藤ひとり愛用シリーズの生産完了モデルです。
こちらはBluetooth内蔵が大きな特徴。ケーブルを繋ぐことなくスマホ内の音源を再生できるのが非常に便利で人気のモデルとなっています。
寸法・幅 | 36.8cm |
奥行 | 14.0cm |
高さ | 18.3cm |
重量 | 3.0kg |
アンプとギターの接続をワイヤレス化したい人にはこちら
この2つがオススメです!
【Xvive】U2(高性能ワイヤレスギターシステム)
【Getaria】GWS-8(廉価版ワイヤレスギターシステム)
高性能&廉価版ワイヤレスシステムのおすすめポイント!
- ワイヤレス化によりライブで自由なパフォーマンスが可能に!
- 途切れにくい2.4Ghz接続!
- 遅延もほぼなし!
Bluetoothと違い音源を圧縮しないので、音質劣化はほぼありません(高音域がごくわずかに低減するくらい)。
ただ、5千円前後の安いモデルでは劣化や遅延が少し分かってしまうので、練習用なら廉価モデルがおすすめ。一方、本番で使用するなら高性能モデルの方をおすすめします。
アンプを買う時のよくある質問
-
楽器の奏でる音色は2023年になっても研究を終えることができない分野です。
それでも答えが欲しい場合は、自分の好きなアーティストが使っているメーカーを選びましょう。少なからず嬉しくなって、演奏にも力が入るはずです。 -
基本的には出す音の大きさに合わせた出力で候補を絞り込みましょう。その際、比較サイトのおすすめ機種を参考にするも良し、通販サイトの売れ筋ランキングを参考にするも良し。
特に通販サイトでは購入者が口コミ評判を載せていたり☆評価をしてくれていたりする場合が多いので、とても参考になります。 -
ほとんどのヘッドホンが高域や低域を強調するよう調整されてしまっているので、楽器用(モニター用)のヘッドホンの使用がおすすめです。
例えば【Roland(ローランド)】RH-200がモニター用として非常に人気があります。
メーカーってどこが良いの?
メーカーは決めたけれど、具体的にどれを選べば良いの?
練習用のヘッドホンってなんでも良い?
まとめ
買ってはいけないアンプや、最新おすすめモデルなどを紹介させていただきました!
アンプは出す音の大きさに合わせて適切な出力の機種を選ぶことが大事です。
これからアンプを買って練習を始める方にとって、少しでも参考になったのであれば幸いです!