ミシンを買う際、何を基準に選べばいいのか迷いますよね。
特に、初めてミシンを購入するときや、久しぶりに新しいミシンを購入する場合は、どんな機能が必要なのか考えてしまいます。
そこで、そんな疑問や不安を解消するためにミシン選びで失敗しないポイントを詳しく解説します。
使い勝手はどうか、どんな種類のミシンが自分に合っているのか、どんな機能が便利なのかを理解すれば、後悔しないミシン選びができるようになるでしょう。
また、買ってはいけないミシンも紹介しているので気になる方はチェックしてみてくださいね。
高価な買い物だからこそ失敗したくないですね!
買ってよかったミシンの特徴
操作性の良さ
ユーザーがミシンを選ぶ際に最も重視するのが操作性です。
操作性に優れたミシンほど、初心者でもすぐに使いこなせますし、経験者にとっても効率よく作業できます。
特に、直感的なボタン配置やタッチパネルであること、糸の調整機能などが優れているミシンほど作業中のストレスが減少します。
操作性は長期間ミシンを使用するための基本要素です。
機能が豊富
機能が豊富なミシンは1台でいろんな作業を可能にしてくれます。
多機能なミシンは基本の直線縫いだけでなく、ジグザグ縫いやボタン穴の作成、ステッチなどが可能です。
機能が少ないとアタッチメントを別途購入する必要があることもありますし、コストパフォーマンスの点でも多機能性は外せません。
機能の豊富さは買ってからの満足度に直結します。
優れた耐久性
ミシンは一般的に長期間にわたって使用するものなので、耐久性の高さは非常に重要です。
その点ではメーカーの信頼性が評価基準になるでしょう。
実績と信頼が豊富なミシンメーカーほど、突然の故障や不具合が少なく、長期間にわたって安定したミシンを多く手がけています。
長期的な視点で見ると、これもコストパフォーマンスにつながる特徴です。
アフターサポートが充実している
製品自体の性能も重要ですが、それと同じくらい重要なのがメーカーによるサポートとアフターケアです。
購入後の故障や不具合などに迅速に対応してくれるメーカーなら、ユーザーも買ってよかったと思えます。
最近では、オンラインでのサポートが充実しているメーカーの評価が高いようです。
ミシンを買ってよかった理由
コスト効率が高い
ミシンを買ってよかったと感じる一つの大きな理由はそのコスト効率の高さです。
高品質な糸や布地で衣類や小物を作る場合、そのコストは同等の品質の既製品を購入するよりも自分で作るほうが大幅に低くなります。
ミシンがあると修繕やカスタマイズも自分でできるので、その点でも経済的なメリットがあります。
オリジナルの服や小物が縫える
ミシンがあれば自分だけのオリジナルの服や小物を作れるようになります。
自分オリジナルのものを作る喜びは、単に既製品を購入する場合とは比べ物にならないほど大きいものです。
しかも、使うほどにミシンの扱いに慣れ、どんどん上手になります。
自己成長やスキルの向上が感じられるという点も、ミシンを買ってよかったと感じる理由です。
日常のトラブルに便利
ミシンがあると衣類の破れや裾直しなどのサイズ調整といった日常生活で頻繁に起こるトラブルにすぐ対応できます。
特に子供がいる家庭ではこの要素は大きなメリットです。
子供はよく服を破りますし、また、雑巾など学校で必要な縫い物もたくさん持って帰ってきます。
ミシンがないといちいち買わないといけないので、この点でもミシンを買ってよかったと実感できるでしょう。
社会的なつながりができる
ミシンをきっかけに新しい出会いやつながりが生まれることもあります。
たとえば、同じ趣味を持つ人との交流が生まれたり、ボランティアに参加する機会が増えたりすることは十分考えられることです。
このような社会的なつながりは、ユーザーにとって単にミシンを購入したという満足感以上に、大きなプラスを感じさせます。
失敗や後悔しないミシンの選び方
自分の用途に合った機能と使用頻度を確認する
ミシン選びで最も大切なのは、どんな縫物にミシンを使用するか、使う頻度はどのくらいか、という点を明確にすることです。
たとえば、基本的な裁縫作業しかしない場合、多機能で高価なミシンは必要ないかもしれません。
逆に、複雑な縫い方が必要だったり厚手の生地を縫う必要があったりなどといったケースでは、ミシンにもそれ相応の機能と性能が求められるでしょう。
また、年に数回程度しか使用しない場合、高価なミシンや高性能のミシンは必要ないでしょう。
自己満足で高価なミシンを購入しても宝の持ち腐れとなりますので要注意です。
買って後悔しないように、自分のニーズに最も適したミシンを選びましょう。
品質と耐久性を重視する
ミシンは通常、何年にもわたって使用するものです。
その前提で購入するのであれば、やはり品質と耐久性は無視できません。
そのためには、信頼性の高いメーカーやブランドから選ぶのが第一の条件でしょう。
ミシンは精密機械のように複雑なつくりをしていますし、故障した時に自分で直せるような代物ではありません。
信頼できるメーカーやブランドから選ぶことをおすすめします。
また、ユーザーのレビューも大いに参考になりますので参考にしてみてください。
安物のミシンを買ってすぐ故障してしまっては、最初はお得な買い物ができたつもりでも、結局、後悔するだけです。
多少値段は高くても、長期間にわたって安定して使えるミシンの方が買ってよかったと思えるでしょう。
使い勝手を確認する
ネットだけで即決するより、店頭で実際にミシンを触ってから購入するほうが失敗や後悔は少なくなります。
実際に見て選べない場合は、メーカーのデモ動画やYouTubeのユーザーの解説動画などを見て、操作性や使い勝手をよく確認しておきましょう。
ボタンの配置、糸のセッティング、また、騒音の大きさなど日常で使うときに気になるかもしれないポイントは必ずチェックしておくことです。
メーカーのサポート体制をチェックする
ミシンを購入した後のサポートやアフターサービスも後悔しないための大切な要素です。
やはりこれらが充実しているほど、ユーザーはメーカーに対して信頼感を寄せ、また、ミシンを長期的に安心して使えます。
また、保証期間が長いということは、それだけそのミシンが耐久性と品質に優れているというメーカーの自信の表れです。
ですから、買って後悔するリスクもおのずと低くなるでしょう。
それに、万が一のときは、迅速に対応してもらえるはずです。
安いミシンは買わない方がいい?
「安いミシンは買ってはいけない」とまでは断言できませんが、安いミシンを買う前にいくつか注意しておきたいことがあります。
安いミシンの最大のメリットは気軽に買えることです。
これは初心者や趣味程度で裁縫をする人には良い点でしょう。
最初から多機能な高級ミシンを選ぶよりも手軽に裁縫を始められます。
実際、簡単な裁縫しかしない場合、高価な多機能ミシンは必要ありません。
しかし、安いミシンはしばしば耐久性や品質に問題があることがあります。
これは、長く使えば使うほど、故障や不具合が発生し、そのたびに修理や部品交換が必要になるということです。
そうなるとお得な買い物とは言えなくなってしまいます。
また、安いミシンは高価なミシンに比べて機能が限られているものがほとんどです。
それに、操作性もいまひとつのものが多いので、凝った裁縫をしたい人には使い勝手が悪く、裁縫の楽しさが半減するかもしれません。
安いミシンはアフターサービスやサポートが不十分な場合が多いというのも問題です。
ちょっとした故障で使い物にならなくなっては、安物買いの銭失いになってしまいます。
それで、安いミシンを選ぶ際には品質と耐久性が妥当なレベルにあるか、操作性はどうか、それに、アフターサービスもある程度しっかりしているかどうかということを重点的にチェックして、その製品が自分の用途に合っているのであれば、たとえ安い製品でも買って後悔することはないでしょう。
ミシンを買う時の注意点
ミシンのパワー
ミシンのパワーは特に厚手の布を縫い合わせるケースが多い場合には重要な注意点です。
低いパワーのミシンでは厚手の素材に対応できない場合があります。
デニムやレザー、キャンバスなどの厚い素材を縫うならば、できるだけパワーのあるミシンを選びましょう。
パワーが不足していると、糸が切れたり縫い目が不均一になってしまいます。
自分がどんな素材をおもに扱うつもりなのかをよく考えて、それに適したパワーのミシンを選ぶなら失敗は少ないです。
ミシンのタイプ
ミシンにはいくつかのタイプがあり、それぞれに特有の機能とメリットがあります。
電動ミシンは初心者やシンプルな作業には適していますが、基本的な機能しかないものが多いです。
一方、電子ミシンやコンピューターミシンは多機能であり、プログラムできる縫い目やデザインも幅広く用意されています。
もし多くのステッチパターンを楽しみたい場合は、電子ミシンやコンピューターミシンがおすすめです。
どんな用途に使いたいかによって、最適なタイプが変わるのでよく考えて選びましょう。
特定の機能の有無
自動糸通し機能や自動糸調子機能などミシンの特定の機能の有無も、ミシンを買うときに注意しておきたいポイントです。
糸を通すのが苦手、糸の調整が面倒というのであればこれらの機能があると便利でしょう。
とは言え、絶対に必要な機能というわけではありません。ご自身の必要性に応じて選んでください。
フットコントローラーがあるか
フットコントローラーはあった方が格段に便利な機能です。
両手で布をガイドしながら縫うことができるため、より精密な作業が可能になります。
特に細かいデザインや複雑なパターンを縫いたい場合、フットコントローラーがあると非常に便利です。
また、長時間の作業でも、フットコントローラーがあれば手が疲れにくいというメリットがあります。
地べたに座って作業する環境の人以外は、作業効率がアップする機能です。
おすすめのミシン5選〜初心者編〜
【SINGER】電動ミシン フットコントローラー標準装備 SN773K
- サイズ・重さはともに中程度
- 自動糸通し機能つき
- 手元LEDライトつき
初心者でも安心の「糸掛け手順のイラスト」つきなので、安心して作業することができます。
また簡単な厚物縫いや段差縫いも可能。
シンプルなフォルムで多きすぎないサイズなので、初心者向けのおすすめミシンです。
【JANOME】電動ミシン JN508DX
- フットコントローラータイプ
- フリーアームなので袖口やズボンの裁縫が楽ちん
- 模様選択はダイヤル式
糸調子のダイヤルつきなので、生地の厚さに合わせて簡単に調整できます。
またフットコントローラータイプなので、両手でしっかり布を抑えることができ初心者でも安心。
メーカー1年保証つき。
【brother】コンピューターミシン アニュドール ブランII/CPE1501
- ブラザー製、ユザワヤのオリジナルミシン
- 70種類のステッチ
- クイック糸通し機能つき
【アックスヤマザキ】子育てにちょうどいいミシン
- フットスイッチ、手元スイッチが選べる
- 左右幅はわずか29.4cmでコンパクト
- 初心者向け動画つき
1946年創業のミシン専門メーカー「アックスヤマザキ」の定番商品。
12種類の縫い目も選べるので、初心者から中級者まで楽しんで使えるミシンです。
初心者向け動画もついているのでわかりやすく、万が一商品トラブルがあっても修理までサポートしてくれる安心の商品です。
【JUKI】電子ミシン HZL-40DX
- 自動糸通し機能つき
- 縫模様9種類とボタンホール機能あり
- ダイヤルレバーが大きく使いやすい
初心者でもわかりやすいダイヤルレバーと、自動糸通しや下糸セットが楽に通せる機能つき。
また、ボタンホールなどの機能もついているので、最低限の機能がありながら使いやすい商品です。
おすすめのミシン5選〜上級者編〜
【JANOME】コンピュータミシンNP3000
- パルシェルシリーズ最上位モデル
- 帆布も縫えるパワー
- 押え圧6段階、縫い模様300種類、文字縫い機能ほか
下糸クイック機能や自動糸調子、自動ボタンホールなど最上級モデルならではの多彩な機能満載。
JANOMEミシンのなかでも最上位モデルなので、服飾や厚手の生地で洋裁する人などにオススメ。
【SINGER】コンピュータミシン モナミヌウアルファ SC325
- 押え圧調節3段階
- 下糸らくスルーなど上位機能搭載
- 260種類の縫模様
自動糸切り機能や下糸らくスルー機能などを搭載しており、手作業の糸や針の調整が必要ないモデルです。
押え圧も3段階に調整できるので、厚手のものから薄手のものまで幅広く洋裁できます。
【JUKI】コンピューターミシン HZL-G100B
- フットコントローラーつき
- 縫製スピード:900針/分
- メーカー保証期間:1年
ミシンメーカーとして根強い人気を誇る「JUKI」のコンピューターミシンです。
ぬい模様数:20 、 ダイレクト模様選択:3種など、コンピューターミシンならではの操作性の良さを実感できる商品。
LEDライトつきなので、手元がしっかり確認できるのが嬉しいポイントです。
【Bernette】38 スイスデザイン コンピューターミシン
- ベルネット30シリーズのトップモデル
- 自動ねじ切りとタイオフ機能
- メモリー機能つき
高性能のコンピューターミシンで、安定の人気があるモデルです。
自動ねじ切りとタイオフ機能がついているので、モードを選択するだけでシームの端が自動的に結ばれます。
また、自動糸切り機能など必要最低限の機能を搭載。
上級者も楽しく使えるモデルです。
【SINGER】プロ用・直線ポータブルミシン 103DX
- プロ用に考えられた直線ポータブルミシン
- 服飾にオススメ
- 自動糸切り機能、押圧調節あり
フットコントローラーつきで、長時間の作業もラクラク進められます。
プロ用に考えられたミシンで、余計な機能を搭載せず必要最低限の便利な機能のみを揃えた商品。
直線ポータブルミシンというだけあって、余計な縫模様が必要ない服飾などをする人にオススメ。
まとめ
ミシン選びで大切なのは自分がどんな用途で使いたいかをはっきりさせておくことです。
それに合わせて考えると、ミシンに必要なパワーや機能なども見えてきます。
これらのポイントをしっかり考慮して選んだミシンならば、後悔することなく楽しく効率的に裁縫ができるようになるでしょう。