バナナは健康に良いだけでなく、手軽に食べられる人気の果物です。
しかし、たかがバナナと言っても、その選び方を誤ると風味や栄養価が損なわれることもあります。
さらに、安すぎるバナナには隠れたリスクが潜んでいることもあるのです。
では、どうすれば失敗しないバナナの選び方ができるのでしょうか?
この記事では、買ってはいけないバナナの特徴から、季節や産地などの視点でバナナ選びのポイントを詳しく解説します。
栄養満点のバナナを正しく選びましょう
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買ってはいけないバナナの特徴
実はバナナをスーパーで見かけたときに、すぐに判別できるポイントがいくつかあるんです。
買ってはいけないバナナとはどんなものでしょうか?
バナナの見た目が悪い
表面に傷やへこみがある場合、中身が損傷している可能性があります。
これは輸送中の取り扱いや保存状態が悪いことを示す例です。
味や食感に影響を及ぼすことがあります。
また、茎が乾燥していたり色が変わっている場合も新鮮でない可能性があります。
バナナの色がおかしい
バナナの色はその熟し具合を示す最も確実な目印の一つです。
未熟なバナナは青白い色をしています。
食べると硬く、味も酸っぱいことが多いです。
消化も良くないため胃腸に負担をかけることがあります。
また、茶色の斑点が多いものは熟しすぎのバナナです。
甘みは強くなりますが、食感が悪くなることがあります。
触感がおかしい
触感も色と同様に重要なポイントです。
柔らかすぎるバナナは熟しすぎていることがあります。
甘みが強い分にはいいのですが、熟しすぎて中身が傷んでしまっていることもあるため注意です。
体に悪くなくてもおいしくないことがあります。
また、過熟したバナナは崩れやすくなっているため、料理にも不向きです。
においがおかしい
バナナは腐り始めると特有の異臭を発します。
この異臭はバナナに含まれる有機物が分解される過程で発生するガスによるもので、腐敗が始まっている兆候として注意したいポイントです。
また、保存状態が悪いバナナはカビが生えかかっていることもあります。
こちらも健康へのリスクがありますので、「カビかな?」と思うにおいがする場合は避けてください。
産地情報がわからない
バナナの産地情報は、そのバナナがどのような環境で栽培されたのか、どのような品質管理がされているのかを知る手がかりです。
信頼できる産地のものは、質や安全性が一定の基準を満たしていると見てよいでしょう。
通常、産地情報は商品のパッケージなどに記載されていますが、それが確認できない場合は購入を控えましょう。
農薬や化学肥料を使ったバナナ
一部のバナナには農薬や化学肥料が使用されている可能性があります。
また、害虫を駆除・予防するために輸入時に燻蒸処理されることも多く、人体に悪影響を及ぼす可能性があるものもあるため、できるだけ避けるようにしましょう。
こうしたバナナを避けるベストな方法は、有機栽培されたバナナを選ぶことです。
商品のラベルに「有機」や「オーガニック」といった表示があるかを確認してください。
国内に入ってきたときに害虫駆除のためコンテナごと燻蒸することがありますが、産地で無農薬にこだわって作っても輸入時に燻蒸すると「有機やオーガニックと表示できない」という決まりがあります。
農薬が気になる場合は必ず「有機」「オーガニック」と表記されているものを選びましょう。
買ってはいけないバナナのメーカーは?
ドールのバナナは買っても大丈夫?
ドール(Dole)は、世界的に有名な食品会社で、特に果物の生産と販売で知られているメーカーです。
バナナは同社の主要な製品の一つで、多くの国で販売されています。
バナナの品質管理には特に力を入れており、一定の基準を満たしたバナナのみが市場に流通しています。
したがって、ドールのバナナは一般的に新鮮で美味しく、買っても大丈夫なバナナと言ってよいでしょう。
スミフルは買っても大丈夫?
スミフルのバナナは、フィリピンの管理農園で栽培され、厳しい品質チェックを経て市場に出されています。
また、輸入バナナに関しては日本でのシェアの30%ほどがスミフルです。
企業の方針としても高品質のバナナを提供することに注力しているため、信頼性が高いと考えられます。
よって、その実績と信頼性から購入しても安心の商品と言えるでしょう。
デルモンテは買っても大丈夫?
デルモンテ(Del Monte)は、世界的に知られる食品会社で果物や野菜、缶詰などの製品を提供しています。
バナナも主要製品の一つです。
デルモンテのバナナは品質管理に注力しており、新鮮で美味しいバナナと評判です。
多くのスーパーマーケットや小売店で見かけますが、品質管理もしっかりしていますのでデルモンテのバナナは購入しても問題ないと言えるでしょう。
失敗・後悔しないバナナの選び方
バナナの旬と産地で選ぶ
日本においてバナナは一年中手に入りますが、産地によって旬が違います。
新鮮でおいしいバナナを選ぶためには、その時期の主要な産地からのものを選ぶとよいでしょう。
日本の輸入量、約7割以上を占めるフィリピン産のバナナは4月から7月中旬にかけて旬ですが、1年を通して安定的に供給がありますので旬を気にしなくてよいでしょう。
フィリピンのバナナは他国のバナナに比べて、特に甘みが強いのが特徴です。
スーパーでもよく見かけるのはフィリピン産が多いですよね。
またエクアドルは世界最大のバナナ輸出国で、日本の輸入量でも3本の指に入るほど人気のバナナです。
バナナの取扱量が最大になるのが7月頃なので、その頃に購入するバナナはほとんどが旬を迎えていると考えていいでしょう。
いくつか試してお気に入りの産地を見つけてみるのもオススメです。
食べるタイミングと用途に合わせて選ぶ
バナナの選び方の一つとして、いつ食べるのかと、どのようにして食べるのかを考えて選ぶ方法があります。
たとえば、買ったその日に食べるのではなく、何日かかけて食べるのであれば、あまり熟していない緑っぽい色のバナナがオススメです。
徐々に熟していくので、食べるタイミングでちょうどよい熟度になります。
一方、買ったその場で食べたいのなら、なるべく鮮やかな黄色をしていて、触った感じが少し柔らかいものを選んでください。
また、ジュースやスムージーのように手を加えて食べる場合は、少し熟し過ぎかなと感じるぐらいがぴったりです。
甘みが強いので、液状にしても風味が出ます。
安いバナナは買ってはいけないの?
安いバナナのなかには、品質が良くないものがあります。
たとえば適切な保存や輸送が行われず、外観や風味が損なわれたバナナなどがその例です。
こうしたバナナを食べると、バナナに期待する風味や食感が得られないだけでなく、保存状態が悪い場合は微生物の増殖などが進んでいる可能性もあります。
そのため食中毒のリスクに注意が必要です。
それだけならまだしも、安価なバナナのなかにはコスト削減のために適切な品質管理・農薬管理が行われていない可能性があります。
日本に輸入する際に植物検疫などの検査がありますが、場合によっては許容量を超える農薬残留がないとも限りません。
許容量を超える農薬残留があるバナナを摂取すると、長期的には健康への悪影響が考えられます。
特に子供や妊婦さんにはより慎重な選択が求められるでしょう。
また、安全なバナナであっても、安すぎるバナナは倫理的な問題からあまり買わない方がよいと言えます。
バナナの産地によっては価格競争により生産者への適切な報酬が支払われないことが常習化しており、世界的な問題となっています。
つまり、そのようなバナナを購入することで、生産者の待遇の低下や持続可能な生産体系の崩壊に知らず知らず寄与してしまうことにもなるのです。
適正価格のバナナを購入することは、個人の健康リスクとだけでなく、社会的なリスクとして考慮する必要があります。
バナナを食べるメリット・デメリット
バナナを食べるメリット
バナナは栄養価が高い
バナナはビタミンとミネラルが豊富で、特にビタミンC、ビタミンB6、カリウムなどが多く含まれています。
ビタミンCは免疫機能の強化に、ビタミンB6は神経系の健康に効果があり、カリウムは血圧の調整に役立つ栄養素です。
バナナで腸活ダイエット効果も
バナナには食物繊維も豊富に含まれており、消化促進や便秘解消に効果があります。
食物繊維は腸内環境を整える働きもあり、消化器系の健康にとって重要です。
おいしいバナナを食べてデトックス効果を得られるなんて嬉しいですね。
バナナはレシピが豊富
バナナはエネルギー源としても優れていますが、なんといってもレシピが豊富ということが特徴です。
果物のなかでも特に、バナナケーキやバナナスムージー、バナナトーストなど食事だけでなくデザートなどのレシピが豊富です。
離乳食としても初期から取り入れることができる万能果物ということもあり、小さな頃からバナナを食べる習慣が身についているお子さんも多いです。
毎日のヨーグルトに足したり、お弁当のお供にしたりと、スポーツをする年齢のお子さんにもオススメです。
バナナに含まれる糖質は即効性のエネルギー源になるため、朝食としてのエネルギー供給やスポーツ時のエネルギー補給にぴったり。
毎日の食事にぜひ取り入れてみてください。
バナナを食べるデメリット
バナナのカロリーに注意
バナナはエネルギー源として優れている一方で、カロリーや糖質も比較的多く含んでいます。
過剰に摂取すると体重増加のリスクがあるため、ダイエット中の人や糖尿病患者などは注意が必要です。
バナナ1本あたりのカロリーは約86キロカロリーと、ごはん茶碗半分程度のカロリーですが、食事の他にデザートで食べることも多くカロリーには注意が必要です。
小腹がすいたときのおやつにはちょうどいいですね。
バナナは消化不良になる場合も
バナナは人によっては過敏性腸症候群(IBS)を悪化させる可能性があります。
未熟のバナナ、完熟のバナナはそれぞれ腸に与える影響が異なるため、過敏性腸症候群が考えられる場合は摂取を避けましょう。
過敏性腸症候群の症状によって摂取すべき食事療法が違うため、安易な食物繊維の過剰摂取は良くありません。
体調によっては消化不良や不快感が出る場合があるので、腸が弱っているときなどは食べる量に注意しましょう。
バナナのアレルギーと薬の飲み合わせに注意
ごく一部の人にはバナナに対するアレルギーがあります。
アレルギー反応が起きる場合は直ちにバナナを摂取しないようにしましょう。
また、バナナに含まれるカリウムは一般に健康に良いとされますが、一部の薬との相互作用で問題を引き起こす可能性があります。
カリウムの過剰摂取による健康リスクには注意しましょう。
オススメのバナナ5選
【スミフル】甘熟王ゴールドプレミアム
- 超高地ミネラル栽培
- 黄金色の果肉
- ジャパンフードセレクションでグランプリ受賞
バナナの定番ブランド「スミフル」の甘熟王ゴールドプレミアムバナナ。
ミネラル栽培と高知農園での栽培で甘みを最大限に発揮したバナナです。
バナナジュースにすると濃厚なジュースができるとオススメです。
【808青果店】 ハンドバナナ チキータバナナ
- フィリピン・エクアドル産のバナナ
- 差し入れにオススメ
- 自宅用でもおいしく食べられます
ハンドバナナ チキータバナナ プレシャスバナナ 甘熟王 他、仕入れ状況によって納品バナナは異なりますが、自宅用なら十分に味わえるバナナです。
1箱7kg入り。
【SAKURAグループ】有機無農薬オーガニックバナナ
- 野菜ソムリエ監修
- 有機栽培バナナ
- ペルー原産
オーガニック先進国といわれる欧米を中心に販売されているバナナです。
有機栽培に徹底した商品で、安心してお子さんにも食べてもらえるます。
平日13時までに注文で当日発送。
【ノーブランド】フィリピン産サバ バナナ
- フィリピン産バナナ
- Saba banana
- 1キロ入り
熟した状態で食べることを想定して発送していますが、熟していないバナナを希望の場合はその旨依頼できるところがポイント。
【ヒロインターナショナル】有機栽培バナナ
- 約450〜500グラム
- エクアドル産
- 有機栽培
化学合成農薬や化学肥料を使用せず、自然農法で育てたバナナです。
輸入時の燻蒸処理もしていないので安心して食べられます。
有機JAS認定品。
バナナを買う時のよくある質問
-
バナナの最適な保存方法は食べるタイミングによります。
すぐに食べる予定なら室温で保存するのが一般的です。数日後に食べる場合、未熟なものを室温で保存して自然に熟成させるとよいでしょう。
過熟を防ぐには、バナナを房から分けて保存するのがオススメです。
-
バナナの買い時は食べる予定のタイミングと用途に合わせて選ぶとよいです。
すぐに食べる場合は黄色が鮮やかで柔らかいものを、数日後に食べる場合は緑がかったものを選ぶとよいでしょう。スムージーなどに使う場合は、少し過熟しているものが風味が出るのでオススメです。
-
熟度によります。
過熟を遅らせたい場合や、すでに適切な熟度に達している場合は、冷蔵庫での保存が効果的です。ただし、皮が黒く変色することがあるので注意してください。
未熟なバナナを冷蔵庫で保存すると熟成が止まってしまうことがあるため、室温で自然に熟成させる方がオススメです。
バナナのオススメの保存方法はなんですか?
バナナの買い時はいつですか?
バナナは冷蔵庫で保存したほうがいいですか?
まとめ
失敗しないバナナの選び方を紹介しました。
色や触感だけでなく、タイミングや用途に合わせた選び方、バナナが美味しい季節や産地、そして、価格と品質のバランスなど、バナナ選びのポイントが盛りだくさんです。
買ってはいけないバナナとしては、特に安すぎるバナナには注意が必要です。
品質や健康面でのリスクを避けるためにも、適正な価格のバナナを選んでください。
次回、スーパーでバナナを手に取る際には、ぜひ今回説明したポイントを思い出してみてください。
美味しくて健康的なバナナを選択できるようにしておきましょう。
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