「最近、フケやかゆみが気になる…」「念入りにケアしているはずなのに、髪がパサついてまとまらない」「美容室でせっかく染めたカラーが、あっという間に落ちてしまう」。
もし、あなたがこんな悩みを抱えているなら、その原因は毎日使っているシャンプーにあるかもしれません。
実は、シャンプーを変えるだけで、長年の髪の悩みが嘘のように解決することは珍しくないんですよ。
実は、市場に出回っているシャンプーの中には、髪や頭皮のトラブルを招きかねない成分を含んだ、いわゆる「買ってはいけないシャンプー」が存在します。
これは特定のブランドが悪いという話ではありません。問題は、その成分構成にあるのです。
多くの市販シャンプーは、どんな髪質の人でも使えるように「万人向け」に設計されています。しかし、その結果、洗浄力が強すぎたり、あなたの髪や頭皮の特定の悩みに合っていなかったりすることが少なくありません。
この記事では、広告のイメージや良い香りに惑わされず、科学的な視点から「買ってはいけないシャンプー」を自分で見分けられるようになるための知識を徹底解説します。
そして、記事の後半では、成分のプロが厳選した「本当に髪に良いおすすめシャンプー」をランキング形式でご紹介。あなたのシャンプー選びを根本から変える、一生モノの知識を手に入れましょう。
買ってはいけないシャンプーの特徴と危険な成分
シャンプー選びで最も重要なのは、ボトル裏面の「全成分表示」を読み解く力です。ここでは、特に注意して避けるべき5つの成分グループを、その理由とともに詳しく解説します。
① 強すぎる洗浄成分（高級アルコール系・硫酸系）
安価な市販シャンプーの多くに主成分として配合されているのが、「高級アルコール系」や「硫酸系」と呼ばれる洗浄成分です。
【要注意成分リスト】
- ラウレス硫酸Na
- ラウリル硫酸Na
- ラウレス硫酸アンモニウム
- オレフィン($C_{14-16}$)スルホン酸Na
これらの成分は、泡立ちが良く、皮脂や汚れを強力に落とすため、さっぱりとした洗い上がりが得られます。しかし、その洗浄力は非常に強く、時に「食器用洗剤レベル」とまで言われるほど。
さっぱり感は魅力的ですが、頭皮のバリア機能まで洗い流してしまうのは問題です。洗いすぎは、かえってトラブルを招きます。
この強力な洗浄力が、頭皮を守るために必要な皮脂まで根こそぎ洗い流してしまい、バリア機能の低下を招きます。その結果、頭皮は乾燥し、フケやかゆみ、赤みといったトラブルを引き起こす原因となるのです。
② シリコン（ジメチコンなど）
「ノンシリコン」という言葉が流行したため、シリコン＝悪というイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、シリコン自体が有害なわけではありません。問題は、シャンプーにおけるシリコンの使われ方にあります。
【要注意成分リスト】
- ジメチコン
- ジメチコノール
- 〇〇メチコン
市販の安価なシャンプーでは、①で挙げたような強力な洗浄成分による髪のきしみを隠し、指通りを良く見せるためにシリコンが配合されるケースが非常に多いのです。
つまり、強い洗浄成分とシリコンはセットになっていることが多いんです。根本的なダメージケアではなく、一時的な手触りの良さでごまかしている可能性があるんですね。
このタイプのシリコンは髪や頭皮に残りやすく、蓄積すると髪がベタついたり、重さでボリュームが出なくなったりする原因になります。また、頭皮の毛穴に詰まることで、健康な髪の成長を妨げる可能性も指摘されています。
③ 刺激の強い添加物（防腐剤・着色料）
シャンプーの品質を保つために、防腐剤や着色料などの添加物は必要不可欠な場合もあります。しかし、中には肌への刺激が懸念される成分も存在します。
- 防腐剤（パラベン、イソチアゾリノン系）「パラベン」や「メチルイソチアゾリノン」などの防腐剤は、敏感肌の人が使うとアレルギー反応やかゆみを引き起こす可能性があります。
- 着色料（タール系色素）「赤色〇号」「青色〇号」のように表示されるタール系着色料は、製品の見栄えを良くするためだけに使われ、アレルギーの原因となることが報告されています。
④ カチオン界面活性剤：トリートメントには良いがシャンプーには不向き
【要注意成分リスト】
- セトリモニウムクロリド
- ベヘントリモニウムクロリド
これらの「カチオン界面活性剤」は、髪の静電気を防ぎ、指通りを滑らかにするコンディショニング効果が非常に高い成分です。そのため、トリートメントやコンディショナーにはよく配合されています。
しかし、殺菌作用があるほど刺激が強く、シャンプーのように頭皮に直接つけてマッサージすると、肌が弱い人は炎症やかゆみを引き起こす可能性があります。髪の毛先につけるトリートメントはOK、頭皮を洗うシャンプーはNGと覚えておきましょう。
トリートメント成分がシャンプーに入っていると聞くと良さそうに思えますが、役割が違います。頭皮につけるシャンプーには刺激が強すぎるんです。
⑤ 石けん系洗浄成分（アルカリ性）による乾燥ときしみ
【要注意成分リスト】
- 石けん素地
- カリ石けん素地
- 脂肪酸ナトリウム
「石けん」と聞くと、自然で肌に優しいイメージを持つかもしれません。しかし、石けん系シャンプーはアルカリ性という性質を持っています。健康な髪や頭皮は弱酸性（$pH$4.5～5.5）に保たれているため、アルカリ性のシャンプーを使うとキューティクルが開いてしまい、髪がきしんだり、頭皮が乾燥しやすくなったりすることがあります。
| 成分の種類 | 避けるべき成分例 | おすすめの成分例 | 特徴 |
| 洗浄成分 | ラウレス硫酸Na、オレフィン($C_{14-16}$)スルホン酸Na、石けん素地 | ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドプロピルベタイン | 洗浄力が強く、脱脂力も高い。乾燥や刺激の原因に。 |
| コーティング剤 | ジメチコン、シクロメチコン | （ノンシリコン、または水溶性シリコン） | 強い洗浄成分のきしみを隠すために配合されることが多い。蓄積するとベタつきの原因に。 |
| 添加物 | パラベン、メチルイソチアゾリノン、タール系色素（赤色〇号など） | （無添加、または植物由来成分） | アレルギーや頭皮刺激の原因となる可能性がある。 |
髪質・頭皮タイプ！買ってはいけないシャンプーを解説
「買ってはいけないシャンプー」は、すべての人にとって同じではありません。
あなたの髪質や頭皮の状態によって、特に避けるべきシャンプーは変わってきます。ここでは、タイプ別にあなたが本当に避けるべきシャンプーの特徴を解説します。
【乾燥肌・敏感肌向け】洗浄力が強すぎるシャンプーは絶対NG
乾燥肌や敏感肌の人が最も避けるべきなのは、洗浄力が強すぎるシャンプーです。ラウレス硫酸Naなどの強力な洗浄成分は、ただでさえ不足しがちな皮脂や天然保湿因子（NMF）を奪い去り、頭皮のバリア機能をさらに低下させてしまいます。
フケやかゆみ＝不潔だからもっと洗わなきゃ！は間違い。乾燥が原因の場合、洗いすぎは逆効果です。優しく保湿することを考えましょう。
フケやかゆみに悩んでいる場合、その原因が乾燥であることも少なくありません。
この状態で洗浄力の強いシャンプーを使い続けると、症状は悪化の一途をたどる可能性があります。
アミノ酸系やベタイン系といったマイルドな洗浄成分を主成分とし、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分がしっかり配合されたシャンプーを選びましょう。
【脂性肌向け】「さっぱり」の罠と皮脂の悪循環
頭皮のベタつきが気になる脂性肌の人は、つい「強力な洗浄力」や「爽快感」を求めてしまいがちです。しかし、これが大きな落とし穴。
洗浄力の強すぎるシャンプーで皮脂を過剰に取り除くと、頭皮は「皮脂が足りない！」と勘違いし、かえって皮脂を過剰に分泌しようとします。これにより、洗ってもすぐにベタつく…という悪循環に陥ってしまうのです。
脂性肌の人が避けるべきは、洗浄力が強すぎる高級アルコール系シャンプー。かといって、洗浄力がマイルドすぎるシャンプーでは汚れを落としきれない場合もあります。タウリン系や、アミノ酸系の中でも比較的洗浄力のあるラウロイルメチルアラニンNaなどを主成分とした、適度な洗浄力を持つシャンプーがおすすめです。
「さっぱり」を求めすぎると、頭皮が頑張って皮脂を出そうとして、結果的に「もっとベタつく」という悪循環に…。適度な洗浄力が大事です。
【ダメージ毛・カラー毛向け】髪に悪い成分が色と栄養を流出させる
ヘアカラーやパーマを繰り返したダメージ毛は、髪の表面を覆うキューティクルが傷つき、剥がれやすい状態になっています。
ここに洗浄力の強いシャンプーを使うと、キューティクルを無理やりこじ開け、内部の色素や栄養分を流出させてしまいます。
せっかくのヘアカラーがすぐに色褪せたり、髪のパサつきがひどくなったりするのは、このためです。
ダメージ毛やカラー毛の人が絶対に避けるべきは、ラウレス硫酸Naやオレフィン($C_{14-16}$)スルホン酸Naが主成分のシャンプーです。
洗浄力がマイルドなアミノ酸系やベタイン系を選び、さらに加水分解ケラチンやヘマチンなどの補修成分が配合されているものを選ぶと、色持ちも手触りも格段に向上します。
【細毛・猫っ毛向け】ボリュームダウンを招く重い成分
髪が細く、ボリュームが出にくい「細毛・猫っ毛」タイプの人が避けるべきなのは、仕上がりが重くなるシャンプーです。
特に、コーティング力の強いシリコンや、保湿力が高すぎるオイル成分が多量に配合された「モイストタイプ」や「しっとりタイプ」のシャンプーは要注意。これらの成分が髪一本一本をコーティングし、その重みで根元からペタッと潰してしまい、ますますボリュームのない印象になってしまいます。
商品名に「スムース」「エアリー」「ふんわり」といったキーワードが入っている、比較的軽い仕上がりのシャンプーを選ぶのがおすすめです。
失敗しないシャンプー選びの極意3ステップ
ここまで「買ってはいけない成分」について学んできましたが、ここからはそれを実践に移すための具体的な選び方をご紹介します。プロがお店でシャンプーを選ぶ際に必ず実践している、シンプルな3つのステップです。
ステップ1：広告や香りに惑わされない
シャンプー選びで最も陥りやすい失敗が、CMのイメージ、お洒落なパッケージ、良い香りだけで選んでしまうことです。シャンプーの本来の目的は「髪と頭皮を適切に洗う」こと。心地よさも大切ですが、まずはその製品が自分の髪と頭皮に合っているかという機能面を最優先に考えましょう。
ステップ2：必ず裏面の「全成分表示」をチェックする
商品の本当の姿は、裏面の「全成分表示」に書かれています。化粧品の成分表示は、配合量の多い順に記載するというルールがあります（1%以下の成分を除く）。
つまり、先頭に書かれている成分ほど、その製品の性格を決定づけているということです。シャンプーの場合、成分表示の先頭は「水」です。
その次に書かれている2～3個の成分が、そのシャンプーの核となる「洗浄成分」です。ここをチェックするだけで、そのシャンプーがマイルドなのか、洗浄力が強いのか、おおよその見当がつきます。
ステップ3：「洗浄成分」と「保湿・補修成分」のバランスを見る
理想的なシャンプーは、マイルドな洗浄成分で優しく洗い上げ、それをサポートする良質な保湿・補修成分がバランス良く配合されているものです。
【チェックリスト】
- 成分表示の2番目、3番目に「ココイル〜」「ラウロイル〜」「〜ベタイン」といったアミノ酸系・ベタイン系の洗浄成分が来ているか？
- 「ラウレス硫酸〜」「オレフィン〜」といった強力な洗浄成分が上位に来ていないか？
- 中盤以降に、セラミド、ヒアルロン酸、加水分解ケラチン、植物エキスなどの保湿・補修成分が豊富に含まれているか？
この3つのポイントを確認するだけで、あなたのシャンプー選びの精度は劇的に向上するはずです。
【2025年最新】ドラッグストアで買える本当に髪に良いおすすめシャンプーランキング10選
お待たせしました！ここからは、これまで解説してきた基準をもとに、プロが本気で選んだ「本当に髪に良い」市販・通販のおすすめシャンプーをランキング形式でご紹介します。ドラッグストアやAmazonで手軽に購入できるものを中心に選びました。
1位：haru kurokami スカルプ
- 100%天然由来成分で、頭皮に優しいアミノ酸系洗浄成分を使用
- リンス・コンディショナー不要のオールインワンで時短ケアが叶う
- ヘマチンやキャピキシルなど、ハリ・コシ・ボリュームケア成分を贅沢に配合
- フケ・かゆみ・ニオイなど、頭皮の悩みに多角的にアプローチ
商品の説明文100%天然由来にこだわった、髪と頭皮のためのエイジングケアシャンプーです。
ヤシ由来の優しい洗浄成分が、汚れはしっかり落としながらも必要なうるおいはキープ。
33種類の美容成分が頭皮環境を整え、ハリとコシのある美しい髪を育みます。
これ1本でケアが完了する手軽さも魅力で、忙しいけれど本格的なヘアケアをしたい方に最もおすすめできる逸品です。
| 項目 | 詳細 |
| メーカー | nijito |
| 商品名 | haru kurokami スカルプ |
| 発売年 | – |
| 主要な洗浄成分 | ココイルグルタミン酸TEA、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルアラニンNa |
| 特徴的な保湿・補修成分 | ヘマチン、ビワ葉エキス、アセチルテトラペプチド-3（キャピキシル構成成分）、リンゴ果実培養細胞エキス |
| 内容量 | 400ml |
| 価格（参考） | 3,960円 |
| 香り | 柑橘系（オレンジ油、レモン果皮油など） |
ポチップ
2位：BOTANIST ボタニカルシャンプー モイスト
- アミノ酸系とベタイン系の洗浄成分をバランス良く配合し、優しい洗い心地
- グリセリンを高配合し、しっとりまとまる仕上がりを実現
- 植物由来の保湿・補修成分で髪にうるおいを与える
- ドラッグストアで手軽に購入できるコストパフォーマンスの高さ
商品の説明文植物由来成分にこだわったボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST」の定番シャンプー。
マイルドな洗浄成分をベースに、保湿成分グリセリンを豊富に配合することで、パサつきがちな髪をしっとりと洗い上げます。
上品なアプリコットとジャスミンの香りに癒されながら、まとまりのある髪へと導きます。
特に髪の広がりや乾燥が気になる方におすすめ。
| 項目 | 詳細 |
| メーカー | I-ne |
| 商品名 | BOTANIST ボタニカルシャンプー モイスト |
| 発売年 | – |
| 主要な洗浄成分 | コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNa |
| 特徴的な保湿・補修成分 | グリセリン、シラカンバ樹液、加水分解野菜タンパク、セラミドNG |
| 内容量 | 490ml |
| 価格（参考） | 1,540円 |
| 香り | アプリコットとジャスミンの香り |
3位：ALLNA ORGANIC シャンプー スムース
- アミノ酸系洗浄成分を配合したノンシリコン・オーガニックシャンプー
- 12種類の美容成分と7種類のオーガニック認証成分を配合
- 弱酸性で子どもでも使える優しい処方
- サラサラで指通りの良い、軽い仕上がり
サロン専売品クオリティを目指して作られたオーガニックシャンプー。
アミノ酸系洗浄成分をベースに、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどの保湿成分を贅沢に配合しています。洗浄力はマイルドすぎず適度にあるため、優しい洗い心地とすっきり感を両立。
ティーツリーとオレンジを基調とした爽やかな香りで、ふんわりサラサラの髪に仕上げたい方におすすめです。
| 項目 | 詳細 |
| メーカー | イルミルド製薬 |
| 商品名 | ALLNA ORGANIC (オルナ オーガニック) シャンプー スムース |
| 発売年 | – |
| 主要な洗浄成分 | オレフィン($C_{14-16}$)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa |
| 特徴的な保湿・補修成分 | セラミドNP、水溶性コラーゲン、ヒアルロン酸Na、ビタミンC誘導体 |
| 内容量 | 500ml |
| 価格（参考） | 2,037円 |
| 香り | ティーツリー、ラベンダー、オレンジを基調とした植物アロマの香り |
ポチップ
4位：cocone クレイクリームシャンプー
- 泡立たないクリームタイプで、摩擦ダメージを抑えながら洗える
- マイクロクレイと活性炭が頭皮の毛穴汚れを吸着し、すっきり洗浄
- 1本でシャンプー、コンディショナー、トリートメントなど6役をこなすオールインワン
- 海のミネラルやオーガニックオイルが髪と頭皮にうるおいを与える
泥（クレイ）の力で洗う、新感覚のクリームシャンプー。泡立たないこっくりとしたクリームが、頭皮と髪に密着。
マイクロクレイが毛穴の奥の汚れや皮脂を優しく吸着・除去します。コンディショナー不要で、シャンプーだけでしっとりまとまる仕上がりが特徴。
頭皮ケアとダメージケアを同時に叶えたい、新感覚のヘアケアを試してみたい方におすすめです。
| 項目 | 詳細 |
| メーカー | はぐくみプラス |
| 商品名 | cocone クレイクリームシャンプー |
| 発売年 | 2025年以前 |
| 主要な洗浄成分 | カオリン（クレイ）、炭、海シルト |
| 特徴的な保湿・補修成分 | ホホバ種子油、アーモンド油、ヒマワリ種子油、ヘマチン、加水分解コンキオリン |
| 内容量 | 380g |
| 価格（参考） | 3,780円 |
| 香り | ベルガモットアールグレイの香り |
ポチップ
5位：ディアボーテ オイルインシャンプー（リッチ＆リペア）
- おすすめポイント
- 髪のうねり・くせ・パサつきの原因となる「髪のゆがみ」をケア
- アミノ酸系洗浄成分で優しく洗い上げるノンシリコンシャンプー
- プレミアムヒマワリオイルEXが髪の内部と外部をWで補修・保湿
- サルフェートフリー（硫酸系界面活性剤不使用）処方
「髪のゆがみ」に着目したHIMAWARIシリーズの定番シャンプー。
年齢とともに気になる髪のうねりやパサつきを、脂質と水分のバランスを整えることでケアします。
洗浄成分はアミノ酸系でマイルドながら、豊かな泡立ちで心地よく洗えます。
広がりやすい髪をしっとりまとめたい方、年齢による髪質の変化を感じている方におすすめです。
| 項目 | 詳細 |
| メーカー | クラシエ |
| 商品名 | ディアボーテ オイルインシャンプー（リッチ＆リペア） |
| 発売年 | 2023年 |
| 主要な洗浄成分 | ココイルメチルタウリンNa、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルサルコシンTEA |
| 特徴的な保湿・補修成分 | ヒマワリ種子油、ヒマワリ種子エキス、ヒマワリ花エキス、サッカロミセス/ヒマワリ芽発酵エキス |
| 内容量 | 500ml |
| 価格（参考） | 990円 |
| 香り | エレガントフローラルの香り |
ポチップ
6位：YOLU カームナイトリペアシャンプー
- 睡眠中の摩擦や乾燥ダメージから髪を守る「ナイトキャップ発想」
- ナイトセラミドなどの美容液成分が髪の内部まで浸透し、濃密補修
- 地肌の乾燥を防ぐ夜間美容成分を配合
- パサつく髪をしっとり扱いやすくまとめる
夜間美容に着目したヘアケアブランドYOLUのシャンプー。
睡眠中の枕との摩擦や乾燥から髪を守るというユニークなコンセプトが特徴です。保湿成分のナイトセラミドやCMC類似補修成分が、日中に受けたダメージを寝ている間に集中ケア。
パサつきや寝ぐせが気になる髪を、翌朝にはしっとり扱いやすい状態へと導きます。
| 項目 | 詳細 |
| メーカー | I-ne |
| 商品名 | YOLU カームナイトリペアシャンプー |
| 発売年 | – |
| 主要な洗浄成分 | ラウロイルメチルアラニンNa、オレフィン($C_{14-16}$)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン |
| 特徴的な保湿・補修成分 | セラミドNG、ネムノキ樹皮エキス、ハス花エキス、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) |
| 内容量 | 475ml |
| 価格（参考） | 1,540円 |
| 香り | ネロリ＆ピオニーの香り |
7位：DROAS シルキーシャンプー
- クレイ（泥）配合で地肌の皮脂や汚れを吸着し、すっきり洗浄
- アミノ酸系洗浄成分を配合し、優しい洗い心地
- 5種類の国産海藻エキスが髪と頭皮にうるおいを与える
- サラサラで軽い、シルクのような指通りの良い仕上がり
泥の恵みで地肌をケアするDROASのシャンプー。
沖縄産のマリンシルト（海シルト）が頭皮の余分な皮脂や汚れに吸着し、ベタつきを抑えて健やかな頭皮環境へ導きます。
洗浄成分はアミノ酸系を配合しているため、すっきり感はありつつも洗いすぎない絶妙なバランス。
髪がベタつきやすいけれど、きしむのは嫌だという方におすすめのサラサラ系シャンプーです。
| 項目 | 詳細 |
| メーカー | I-ne |
| 商品名 | DROAS シルキーシャンプー |
| 発売年 | 2023年 |
| 主要な洗浄成分 | オレフィン($C_{14-16}$)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸TEA |
| 特徴的な保湿・補修成分 | 海シルト、ベントナイト、加水分解コラーゲン、セラミドNG、ワカメエキス |
| 内容量 | 400ml |
| 価格（参考） | 1,100円 |
| 香り | ブリージーサボンの香り |
8位：8 THE THALASSO モイストシャンプー
- タラソ幹細胞処方で、髪に水分を届けてぷるんと潤う仕上がり
- アミノ酸系とタウリン系のバランスの取れた洗浄成分
- 海洋由来の美容成分が頭皮環境を整え、ダメージを補修
- キメ細かくクリーミーな泡立ちで、心地よく洗える
スキンケア発想の保水ヘアケアブランド。3種の幹細胞エキスと海洋由来成分を配合した「タラソ幹細胞処方」が特徴です。
ダメージでパサついた髪に水分を届け、髪の内部から潤いで満たします。洗浄成分は、適度な洗浄力と低刺激性を両立したバランスの良い構成。
髪のパサつきやゴワつきが気になる方に、毛先までしっとりまとまる「ぷるん髪」体験を提供します。
| 項目 | 詳細 |
| メーカー | ステラシード |
| 商品名 | 8 THE THALASSO クレンジングリペア＆モイスト 美容液シャンプー |
| 発売年 | 2019年 |
| 主要な洗浄成分 | ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa |
| 特徴的な保湿・補修成分 | クリスマムマリチマムカルス培養液、リンゴ果実培養細胞エキス、セラミドNP、水溶性コラーゲン |
| 内容量 | 475ml |
| 価格（参考） | 1,540円 |
| 香り | アクアホワイトフローラルの香り |
9位：MEDULLA SHAMPOO
- オンラインの髪質診断で、自分だけの処方を提案してくれるパーソナライズシャンプー
- 約30万人の診断データに基づき、5万通り以上の組み合わせから最適化
- ノンシリコン・ノンパラベンなど7つのフリー処方で髪と頭皮に優しい
- 香水のように変化する7種類の香りから好みのものを選べる
市販のシャンプーでは満足できない、自分の髪に完璧に合うものを見つけたい、という方におすすめなのがMEDULLAです。
9つの質問に答えるだけで、あなたの髪質や悩みに合わせた成分を配合したシャンプーとリペアが届きます。
自分の髪のためだけに作られた特別なケアは、髪質改善への最短ルートかもしれません。価格は高めですが、その価値は十分にあります。
| 項目 | 詳細 |
| メーカー | Sparty |
| 商品名 | MEDULLA SHAMPOO / REPAIR |
| 発売年 | -（パーソナライズサービス） |
| 主要な洗浄成分 | ココイルグルタミン酸TEA、コカミドDEAなど（処方により異なる） |
| 特徴的な保湿・補修成分 | アシタバ葉/茎エキス、ヒマワリ種子エキスなど（処方により異なる） |
| 内容量 | 250g（シャンプー） |
| 価格（参考） | 9,240円（定期コース初回3,980円） |
| 香り | 7種類から選択可能（FLOWER, SUN, HERBなど） |
ポチップ
10位：KUNDAL H&Mシャンプー (イランイラン)
- ハチミツエキスとマカデミア種子エキスが髪にツヤとうるおいを与える
- 44種類の植物由来エキスを配合し、頭皮環境を健やかに保つ
- ココナッツ由来の植物性界面活性剤で優しくディープクレンジング
- $pH$5～6の弱酸性で、頭皮と髪に負担をかけにくい
韓国発の自然派ヘアケアブランドKUNDALのネイチャーシャンプー。
豊富なハチミツとマカデミアの保湿成分が、乾燥した髪をしっとりツヤやかに仕上げます。洗浄成分は植物由来でマイルドながら、毛穴の汚れをしっかり洗浄。
ノンシリコン・弱酸性で、敏感な頭皮にも配慮されています。オリエンタルで甘いイランイランの香りが、バスタイムを贅沢な時間に変えてくれます。
| 項目 | 詳細 |
| メーカー | The SKINFACTORY |
| 商品名 | KUNDAL H&Mシャンプー (イランイラン) |
| 発売年 | 2020年 |
| 主要な洗浄成分 | ココイルアラニンNa、ラウリルヒドロキシスルタイン、ラウリルグルコシド |
| 特徴的な保湿・補修成分 | ハチミツエキス、マカデミア種子エキス、加水分解ダイズタンパク、加水分解シルク |
| 内容量 | 500ml |
| 価格（参考） | 1,650円 |
| 香り | イランイランの香り |
「買ってはいけないシャンプー」に関するよくある質問 (Q&A)
ここでは、「買ってはいけないシャンプー」に関して多くの人が抱く疑問にお答えします。
Q1: 安い市販のシャンプーは全部ダメなの？
A: 必ずしも「安い＝悪い」というわけではありません。しかし、価格を抑えるためには、安価で大量生産できるラウレス硫酸Naのような強力な洗浄成分や、シンプルな処方が採用されやすい傾向はあります。大切なのは価格だけで判断せず、この記事で解説したように成分表示を確認することです。中には、手頃な価格でも良質なアミノ酸系洗浄成分を使用した、コストパフォーマンスに優れたシャンプーも存在します。
Q2: ラックスやパンテーンは髪に悪い？満足してるけど変えるべき？
A: もしあなたが現在使っているシャンプーに満足していて、髪や頭皮に特にトラブルを感じていないのであれば、無理に今すぐ変える必要はありません。髪質や皮脂の量には個人差があり、強い洗浄力が必要な人もいます。ただし、これらのシャンプーの多くが強力な洗浄成分を主成分としているのは事実です。もし将来、乾燥やカラーの色落ち、頭皮のかゆみなどが気になり始めたら、それはシャンプーが合わなくなってきたサインかもしれません。その時は、この記事を参考にシャンプーを見直してみてください。
Q3: 優しいアミノ酸シャンプーなのに、かゆみが出ます。なぜ？
A: アミノ酸シャンプーは洗浄力がマイルドで低刺激なものが多いですが、かゆみの原因は洗浄成分だけとは限りません。考えられる原因はいくつかあります。
- 特定の植物エキスや精油へのアレルギー反応： オーガニックシャンプーなどに含まれる特定の植物成分が、あなたの肌に合わない可能性があります。
- 洗浄力不足による皮脂の蓄積： あなたの皮脂分泌量に対して洗浄力がマイルドすぎると、汚れや皮脂が頭皮に残り、それが酸化してかゆみの原因になることがあります。
- すすぎ残し： どんなに優しい成分でも、頭皮に残ってしまえば刺激になります。
一度、無香料でシンプルな処方のアミノ酸シャンプーを試してみるか、すすぎをいつもより丁寧に行うことで改善する場合があります。
Q4: 結局、美容室のシャンプーと市販のシャンプーは何が違うの？
A: 最大の違いは「成分の質と濃度」そして「目的の専門性」です。
- 成分の質： 美容室専売品は、コストが高くても髪や頭皮に優しいアミノ酸系の洗浄成分や、効果の高い補修・保湿成分を主成分として使用していることが多いです。
- 濃度： 美容成分の配合濃度が高い傾向にあります。
- 専門性： 市販品が「万人向け」なのに対し、美容室のシャンプーは「ハイトーンカラー用」「強いくせ毛用」「頭皮のエイジングケア用」など、より専門的で細分化された悩みに特化して作られています。
美容師は、お客様一人ひとりの髪質を診断して最適なものを選ぶため、高い効果が期待できるのです。
まとめ：賢いシャンプー選びで、今日から理想の髪へ
今回は、「買ってはいけないシャンプー」をテーマに、その見分け方から、あなたの髪質に合った正しい選び方、そして具体的なおすすめ商品までを徹底的に解説しました。
【この記事の重要ポイント】
- シャンプー選びは、広告や香りではなく**「洗浄成分」**が最も重要。
- ボトルの裏にある**「全成分表示」**をチェックする習慣をつけよう。
- **「ラウレス硫酸Na」**などの強力な洗浄成分が上位に書かれているものは要注意。
- 自分の髪質と頭皮のタイプに合ったシャンプーを選ぶことが、トラブル解決の鍵。
この記事を読んだあなたは、もうシャンプー選びで失敗しません！今日から成分表示をチェックして、自分史上最高の髪を手に入れましょう。
今日からあなたは、無数に並ぶシャンプーの中から、宣伝文句に惑わされず、本当に自分の髪を美しくしてくれる一本を自力で選び出す知識を手に入れました。
さあ、賢いシャンプー選びを実践して、誰もがうらやむような理想の髪を手に入れましょう。