5歳児は、日々の生活からさまざまなことを吸収し、ぐんぐん成長する時期です。
いろいろなことが理解できるようになり体力もつくので、遊びのバリエーションも増えてきます。
同時に、好き嫌いの区別が付くようになり、興味のあるおもちゃでしか遊ばないこともあるでしょう。
どのようなおもちゃを購入すればいいかわからない…と迷っている方のために、5歳児のおもちゃ選びのポイントや注意点などをまとめました。
ぜひ、おもちゃ選びの参考にしてください。
また、育児中には欠かせないマザーズバッグも別の記事で紹介しているのでよかったらチェックしてみてくださいね。
好き嫌いがハッキリする年頃だから選ぶの大変…
買ってよかった5歳児向けおもちゃの特徴
楽しみながら考える力を伸ばす
5歳になると語彙が増え、会話能力が大きく進歩します。
数字、時間、曜日などについての理解も進み、モノを重さや大きさで比べたり、図形を見分けるなど、認識能力が高まる時期です。
乗り物や動物、昆虫など周囲の事柄に興味を持ち、観察力も深まってきます。
このような年代の子どもには、遊びながら物の意味を認識したり考えたりする力を養うおもちゃがおすすめです。
身体を動かして身体能力を高める
5歳は、身体能力や手先の機能も大きく伸びる時期です。
筋肉が発達し、体力も向上します。
バランス感覚も身に付き、平均台を渡ったりブランコで立ちこぎしたりなどの複雑な運動ができるようになります。
また、手先の機能も発達し、工作やお絵かき、家電機器の操作などもできるようなります。
身体や指先を動かし、運動機能や身体機能、脳の発達を促すおもちゃを積極的に取り入れてください。
みんなで遊んでコミュニケーション能力を高める
5歳になると、社会性も発達してきます。
お友達などとの遊びを通じて、相手を思いやる心やルールを守る態度も身に付いていく時期です。
みんなで楽しめるおもちゃがあると、お友達との遊びを通じて、一人で遊ぶときとは違う発見を見いだせるでしょう。
みんなでわいわいと楽しめるおもちゃは、社会性やコミュニケーション能力を育む上で重要な役割を果たします。
買ってよかったおもちゃの種類
楽しみながら考える力を伸ばせるパズルやブロック
理解力を養うおもちゃとして買って良かったと思えるのが、パズルやブロックです。
ピースを動かしたり組み合わせたりして遊ぶので、手先を動かして脳を刺激し発達を促します。
特に、空間認識力や論理的思考を伸ばすのに役立ちます。
子どもが創意工夫をしながら遊ぶのを見守るのは、親としての喜びが得られる時間です。
身体能力を高める縄跳びや自転車
縄跳びはバランス感覚、リズム感覚、体幹を鍛えるのに最適なおもちゃです。
目標回数を決めて練習するのもいいでしょう。
最初は10回、次は20回…というふうに、少しずつ回数を増やしていくと、達成感を得られながら頑張る気持ちを育みます。
親子で遊ぶと、大人にはダイエット効果が期待できるのもうれしいポイントです。
身長に合った長さのものを選び、縄を振り回さない、車道で遊ばないなど安全面にも配慮してあげてください。
また、三輪車などの乗り物型のおもちゃが人気です。
公園に行く道中も体幹を鍛えられますし、乗り物に乗れるようになる5歳児は徐々に自転車の練習も始める時期です。
楽しみながら自然に体幹を鍛えられる「乗り物型のおもちゃ」は1台あると喜ばれるでしょう。
みんなで遊べるカードゲームやボードゲーム
トランプなどのカードゲームやボードゲームは、親子や兄弟姉妹、友達と遊びながらルールを覚えたり、頭脳を鍛えたりできる点で、買って良かったと思えるおもちゃです。
トランプの神経衰弱やすごろく、カルタなどさまざまなゲームがありますし、昔ながらの将棋などもおすすめです。
なによりもコミュニケーションを取りながら相手とやり取りすることで、勝つ喜びを味わうだけでなく、負けたときの悔しさを体験したり、ルールを守ることを学ぶ経験ができます。
小さなゲームひとつでも、誰かと一緒に遊ぶことは相手を思いやる気持ちと豊かな社会性を養うことができます。
失敗や後悔しないおもちゃの選び方
飽きずに遊べるものを選ぶ
せっかくおもちゃを買っても、すぐに飽きて遊ばなくなった…。
欲しいと言われて買ったのに使ってくれない、そんなケースも多いでしょう。
飽きずに長く遊べるものを選ぶのがポイントです。
そのためのコツは、子どもが試行錯誤しながらさまざまな遊びができるものを選ぶことです。
例えば、レゴなどのブロックや積み木は、自由に組み合わせて形を作れるので、さまざまな形を作り出せます。
発達に合わせて、複雑な形状のものも作れるようになるので飽きずに遊べるのがポイントですね。
また、好き嫌いがはっきりしてくる時期ですから、鉄道が好きな子には鉄道図鑑や模型、ディズニーが好きな子にはディズニーキャラクターが描かれたおもちゃなど、興味がある分野のおもちゃを選ぶのもポイントです。
年齢に合ったものを選ぶ
5歳は理解力がつき、いろいろなことができる年齢ですが、まだまだ発育段階です。
このため、複雑すぎるおもちゃには興味を示しません。
6歳児、7歳児向けのおもちゃは複雑なものが多いですし、パズルやブロックなどメジャーなおもちゃでも、商品によって対象年齢が異なることがあります。
また、男の子と女の子とでは興味の対象が違うこともあります。
子どもの成長や興味に合わせたものを選びましょう。
準備や後片付けが大変なおもちゃは避ける
後片付けや準備が大変なおもちゃは、結果的に遊ばなくなります。
事前に親が線路を組み立てる電車遊び、1回ピンを倒すごとに並べ直すボーリングなど、事前準備が必要なおもちゃは、親が疲れてしまうので一緒に遊ぶ機会が減る点でもおすすめできません。
後片付けが大変なものも、子どもが後片付けをイヤがるので苦労します。
親子で気軽に遊べて後片付けや準備が比較的簡単にできるおもちゃの方が、失敗がありません。
買ってよかった人気のおもちゃ
外遊び用おもちゃ
5歳になると家のなかでの遊びは限界がありますよね。
外で元気いっぱい遊びたい5歳児にオススメなのが、外遊びができるおもちゃです。
キックボードやキックバイク、スクーターなどの乗り物は、外遊びにピッタリです。
キックバイクはペダルのない自転車で、脚で蹴って前に進みますので、自転車を乗る練習にもなります。
また、子供用のバドミントンは、お友達や親子で遊べるのでコミュニケーションを取りながら身体能力を養うのに最適です。
実は昔ながらの竹馬や縄跳びも定番の人気おもちゃ。
竹馬はバランス感覚の発達にも貢献してくれます。
数字やひらがなを学べるおもちゃ
数字やひらがなが学べる知育玩具は、遊びながら学習ができる人気のおもちゃで、さまざまな種類が販売されています。
ひらがなやアルファベットなどが学べるカルタ、足し算や引き算が学べるすごろくなどは、家族や友達と遊びながら文字や数字に親しめるのでおすすめです。
一人遊び用のおもちゃのなかでは、文字を押すと音が出るタブレットや数字のブロックなどが子どもたちに人気です。
水遊び用おもちゃ
物事の仕組みや理論についての理解力が高まる5歳は、水の流れや浮力など、水の力について学べるおもちゃがあれば、興味深く遊びます。
なかでも人気のスウェーデン生まれの「アクアプレイ」は、運河や水路が再現されたおもちゃ。
水の流れる仕組みや、クレーンを使ってものを運ぶ仕組みなどを体験できるおもちゃとして、世界中の子ども達から人気があります。
安いおもちゃは買わない方がいい?
安いおもちゃの中にも、良いものはあります。
しかし、安価なおもちゃはコスト削減のために、材料費や製造費を抑えているケースがあるので注意が必要です。
同じジャンルのなかでも極端に安いおもちゃは、すぐに壊れるなど、品質が低いおもちゃもあるので見極めが肝心です。
特に、パーツがはずれるなどの壊れやすいおもちゃは、ケガや誤飲の原因になるので危険です。
5歳くらいになると誤飲の心配は格段に減りますが、小さなパーツでケガをすることもあるので注意。
同じようなおもちゃの平均的な価格を確認し、値段に大きな開きが無いものを選ぶと失敗が少ないです。
おもちゃの安全基準である「STマーク」が付いているものを選びましょう。
おもちゃを買う時の注意点
相手を思いやる気持ちやルールが学べるものを選ぼう
幼稚園や保育園に通う子が多い5歳児ですが、1〜2年後には小学校が控えています。
本格的な集団生活が始まりますから、お友達と楽しく遊んだり学んだりできるよう、社会性を身に付けることが大切です。
ルールを守って勝ち負けを競うゲームは、勝つ喜びだけでなく、負けたときにくやしさや悔しい気持ちをコントロールする自制心をも学ぶことができ、社会性を育むのに最適なおもちゃです。
楽しみながら社会性や、コミュニケーション能力を伸ばせるおもちゃを選びましょう。
学習習慣が身に付くものを選ぼう
小学校入学を控える今の時期に、勉強する環境を整えていきましょう。
机に向かって一定時間勉強をする習慣は、小学生になったからといって、即座に身に付くものではありません。
年長さんのうちから、学習習慣が身に付く環境を用意してあげることが大切です。
ひらがなや数字を使って遊ぶおもちゃ、お絵かき、工作など、机に向かって遊べるおもちゃを選ぶことで、学習習慣を今から身に付けることができます。
人気の5歳児向け人気のオススメおもちゃ
【くもん出版】ロジカルロードメーカー
- 全88問をパズルで解くゲーム
- ブロックをつなげて道順をつくる
- プログラミング的思考を養える
くもんから販売されている定番のパズルゲーム。
ブロックを組み合わせてゴールまでの道順をつくる、クイズ形式のパズルゲームです。
想像力とプログラミング思考を養えるオススメのおもちゃです。
【レゴ】シティ ポリスドッグスクール 60369
- 警察ごっこができるレゴブロック
- 組み立ての練習にもなる
- かわいい警察犬も付属
大きな車と警察犬がついているので、パトロールや警察犬の訓練など幅広い遊びができる人気商品です。
組み立ての練習にもなり、男の子も女の子も楽しめるセットです。
【3Doodler】3Dペン
- 立体のおえかきができる3Dペン
- 植物由来のフィラメントで安全
- 世界60カ国で販売
大人も夢中になるほど楽しい3Dペンのおもちゃです。
立体おえかきができて、布や小物にも貼り付けできるので、小さなピンバッチやコースターなども作れます。
5歳児の想像力をかきたてるオススメのアイテムです。
【レゴ】クラシック アイデアパーツ パーティーセット11029
- 計900個のブロック
- 大勢で遊べる大型セット
- ピエロ・ユニコーンなどのブロックつき
ピエロ・ユニコーンなどのブロックもついているので、組み立てだけじゃなくパーティーごっこなどたくさんの遊び方ができるレゴブロックです。
合計900個のブロックで組み合わせは無限。
カラフルなブロックで好きなものをたくさん作ってみましょう。
【パイロットコーポレーション】スイスイおえかき ドラえもん どこでもボード
- なぞり書きで繰り返し学ぶ
- ひらがなや時計の勉強
- 水で書けるので遊びながら練習できる
ひらがなやアルファベットだけでなく、時計の見方も覚えられるシートつき。
水で書けるので、繰り返し使えるのが嬉しいポイント。
一人遊びの時間を勉強時間にあてられるので、大人も便利ですね。
【Dreamon】組み立ておもちゃ 恐竜
- 組み立てるおもちゃ
- ねじ回しもできる
- 計4体の恐竜
恐竜を組み立てながらDIYの練習ができるので、指先をつかって楽しめるおもちゃです。
恐竜は電池不使用なので安心して扱うことができ、何時間も没頭して組み立てに集中できます。
【Across Rainbow】ジェンガJENGA AR-137M
- 木製バランスゲーム
- 合計16ピース
- レベルごとに異なる積み上げ方を楽しめる
大勢で楽しめるバランスゲームです。
レベルによって積み上げ方もさまざまで、人形のほかに天板やボールも付属しています。
欧州安全基準のCEとアメリカのCPC認証を取得済みで、安全性はしっかりしています。
【エポック】ドラえもん 太鼓リズムマシン
- リズムゲーム
- 5段階の採点機能付き
- リズム感を養える
全8曲収録のリズムゲームです。
音と光でリズム感をつかみ、採点しながら楽しめます。
他にも連打ゲームや自由演奏など、いくつものパターンで遊ぶことができます。
【RideVOLO】キックスクーター
- ハンドル高さは3段階調節
- キラキラ光るLEDホイール
- フットブレーキつき
光るLEDホイールで子どものテンションも上がります。
安全基準ASTM F963、STを合格し、耐久性、ブレーキ性能、操作性などを考えられた設計。フットブレーキつき。
【エポック】スーパーマリオ ぶっ飛び! タワーゲーム
- キャラクターがぶっ飛ぶバランスゲーム
- 選べる3種のゲーム
- 10体の人形つき
クッパの攻撃でキャラクターがぶっ飛ぶバランスゲームです。
3つのゲームで遊べるので、飽きずに楽しめるのが嬉しいポイント。
大勢で同時に遊べるので、コミュニケーションをとるツールにも最適。
おもちゃを買う時のよくある質問
-
豊富におもちゃが与えられる環境は、子どもの創造性や想像力を減退させる可能性があります。
周囲にモノがあふれる環境は、工夫する力や発想力を阻害することがあるからです。
また、欲しいものを我慢する忍耐力、感謝する気持ちを妨げるのもデメリットです。
このほかにも、おもちゃに囲まれた生活は、友達と遊ぶ機会を減らすので社会性が育ちにくいとも指摘されています。
おもちゃの与えすぎには注意しましょう。
-
知育おもちゃにはさまざまなメリットがあり、子どもの発達に役立つのでおすすめです。
小学校入学が近い年齢ですから、文字や数字を学ぶ必要性を感じているママやパパも多いでしょう。
しかし、絶対に必要というわけではありません。
子どもは、どんなおもちゃでも創意工夫して遊びます。
子どもが興味を示さないようなら、無理強いしなくてもよいでしょう。
ただし子どもは、自分が経験したことのないものを敬遠する傾向があります。
知育玩具に慣れてないので興味を示さないのかもしれません。
経験を少しずつ広げてあげることで興味の対象も広がり、知育玩具にも興味を示すことも多いですから、様子を見ながら買い与えるのがよいでしょう。
おもちゃの与えすぎは、子どもにどのような影響を及ぼしますか?
5歳児に、知育おもちゃは必ず与えなければいけませんか?
まとめ
5歳は自分でできることが増え、心身ともに大きく発達する年齢です。
ゲームを楽しんだり、文字を覚えたりと、新しい遊びも増えてくることでしょう。
子どもの成長や発達を促すものがおすすめですが、大切なのは子どもが楽しく遊べることです。
また、親子で遊んだり友達と遊んだりする経験も、この時期にはとても大切なことです。
子どもが夢中になって遊べるおもちゃを、みつけてあげてください。